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セブン-イレブンで“できたて”ラーメンが食べれる!? 冷凍ラーメン調理ロボット「STEAMA」

2026年4月17日

 近年、クオリティが飛躍的に向上している冷凍食品。その中でも特に人気なのが、冷凍ラーメンです。今回は人気の冷凍ラーメンをできたてで楽しめる、セブン-イレブン・ジャパンの革新的な新たな取り組みをレポート! 店内で冷凍ラーメンを調理し、その場で食べられるサービスが登場し、注目を集めています。


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蒸式調理ロボット「STEAMA(スチーマ)」とは?

 セブンイレブンでは、2025年から埼玉県の一部店舗で導入され、冷凍ラーメンを短時間でできたての状態に仕上げるサービスが登場しました。このサービスを支えるのが、蒸式調理ロボット「STEAMA(スチーマ)」です。

 今回は、STEAMAを実際に体験するため、機器を開発したソフトバンクロボティクスのオフィスを訪問。調理ロボットの実機を使いながら、その仕組みや特徴、そして実際の調理の様子まで詳しくご紹介します!

蒸気で仕上げる新しい解凍調理技術

 従来の冷凍ラーメンは、家で鍋や電子レンジを使って調理をするのが一般的でしたが、どうしても時間がかかったり、加熱ムラが生じたりするという課題がありました。STEAMAはそうした弱点を解消し、コンビニの店舗で、誰でも安定したクオリティのラーメンを楽しめる仕組みを実現しています。

 STEAMAの最大の特徴は、高温・高圧の蒸気を使った調理方法です。高温の蒸気を一気に送り込み、食材を均一に加熱することで、短時間で理想的な状態に仕上げてくれます。



 販売されている冷凍ラーメンを見てみると、中央に穴が開いた独自構造が採用されています。これは蒸気を効率よく通すための設計で、短時間かつ均一に加熱するための重要なポイントです。ロボットと食品が一体となって完成度の高い調理につながっているのですね。

実際に調理してみました!


 利用方法は非常にシンプルです。

 冷凍ケースで販売している専用の商品を購入したら、パッケージのQRコードをSTEAMAに読み取らせます。すると、商品ごとに最適な調理プログラムが自動で設定されます。

 その後、機械の指示に従いながらフィルムを剥がさずに商品をセットし、スタートボタンを押すだけです。



 スタートボタンを押すと、まず約30秒かけて機械内部を自動で洗浄した後、いよいよ調理開始!

 中を見てみると、ラーメンに空いていた真ん中の穴の部分に棒が差し込まれ、そこから蒸気が入っていくのが見えます。このように、高温・高圧の水蒸気で一気に調理することで、均一にスピーディに解凍が進みます。また棒は上下に動いており、より早く解凍ができる仕組みです。

 わずか90秒ほどで完成しました! とてもいい香りが漂います。

 例えば電子レンジでは、冷凍ラーメンは8分〜10分ほど調理にかかりますが、STEAMAならわずか90秒ほどで完了する点も大きな魅力。独自の技術を活用することで、麺のコシ、スープや食材の香りが損なわれないように設計されており、できあがったラーメンはまるでお店のラーメンのようです。

有名店の味を再現した冷凍ラーメン

 店頭で販売されている冷凍ラーメンのうち、今回は3種類を試食させていただきました! どれも専門店監修の本格的な商品で、ラーメン好きにはたまらないラインナップです。

ぱっと旨っ宅麺 中華蕎麦とみ田 濃厚豚骨魚介ラーメン



 業界で圧倒的な存在感を放つ千葉・松戸の名店であるとみ田さん。ファンも多いお店です。「濃厚豚骨魚介ラーメン」は濃厚な豚骨と魚介の旨味を掛け合わせたスープと、こだわりの極太麺が再現され、冷凍食品とは思えない完成度です。さらに柚子の爽やかな香りがアクセントとなり、最後まで飽きずに楽しめる一杯に仕上がっています。

ぱっと旨っ宅麺 ちばから 極太濃厚豚骨らーめん(ニンニク入り)



 ちばからは、千葉・市原にある二郎インスパイア系の有名店。「極太濃厚豚骨らーめん(ニンニク入り)」は濃厚な豚骨と背脂の旨みに、ニンニクがガツンと効いたスープがたまらないおいしさです。コシのあるもっちりとした極太麺も見事に再現されていて、一度食べると病みつきになってしまいそうです。

ぱっと旨っ宅麺 ど・みそ 特みそこってりらーめん



 東京・京橋に本店を構える味噌ラーメン専門店。日本全国から厳選した数種類の味噌とスパイスを独自にブレンドした味噌だれと、動物系・魚介系のダブルスープを融合させる「東京スタイル」という調理方法が特徴。味噌の豊潤な香りを閉じ込めたスープに、ツルツルした食感の平打ち中太麺が絶妙にマッチ!

 イートインスペースのある店舗では、その場でできたてを味わうことができます。一方で、持ち帰り用の工夫もされており、専用シールで容器の中央の穴を塞ぐことで、自宅でもおいしさを保ったまま楽しめます。

解凍を制するものは冷凍を制す!

 冷凍というと、急速凍結の技術や、商品のレシピ・配合が注目されがちですが、実は解凍もとても重要なんです。

 今回ご紹介したSTEAMAは、蒸気を使って短時間で解凍しておいしく仕上げるという、解凍のことをよく考えて作られている注目の調理ロボット。現在は一部店舗での展開ですが、この取り組みが広がれば、コンビニがまた進化していきそうですね! もし導入店舗がお近くにあれば、ぜひ一度、コンビニで味わうできたてラーメンを体験してみてください!


*セブン-イレブン導入店舗一覧

https://www.softbankrobotics.com/jp/product/autocook/steama

記事の監修者

西川 剛史
西川 剛史冷凍王子/冷凍生活アドバイザー
高校生のころから冷凍食品に興味を持ち、冷凍食品会社に就職。冷凍食品の商品開発などの経験を生かし、現在は冷凍専門家として活動中。 冷凍王子としてテレビ番組「マツコの知らない世界」「ヒルナンデス!」「王様のブランチ」「NHKごごナマ」など、その他テレビ、雑誌などに多数出演。
2016年8月には家庭での冷凍テクニックを理論的に体系的に学べる資格講座として「冷凍生活アドバイザー養成講座」を開講(運営 日本野菜ソムリエ協会)。冷凍テクニックをまとめた冷凍本のシリーズ累計発行部数は30万部を突破。
年間約1,000品の冷凍食品を試食し、累計1万品以上の冷凍食品を実食している。さらには全国の冷凍食品工場を累計80ヶ所以上を回る、冷凍食品工場マニアでもある。その経験を活かし、冷凍食品コンサルタントとして活動。
常に冷凍を切り口に新しい活動や事業を積極的に行っている。
プロフィール詳細はこちら(https://vefroty.co.jp/profile/)