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10月18日は冷凍食品の日!物価高でも栄養は諦めない 98%の管理栄養士が推奨する「冷凍野菜・冷凍素材品」の賢い活用術

2026年9月15日

管理栄養士・料理家の柴田真希です。
管理栄養士という職業柄、どんなに忙しくても栄養はおろそかにしたくないなと思っています。10月18日は冷凍食品の日。管理栄養士・栄養士の皆さんはどうやって冷凍食品を活用しているのか、調べてみました。

「時間がない」「値上げが続く」「栄養も気になる」を同時に叶えたい

子育て中の共働き家庭にとって、平日の食事づくりは時間との勝負です。そこに追い打ちをかけるのが、生鮮野菜の高騰や相次ぐ食品の値上げ。

「栄養バランスは大事にしたい。でも、下ごしらえに時間はかけられないし、食費もこれ以上は増やせない」

そんな悩みを抱えるご家庭は、決して少なくないはずです。

わたし自身、管理栄養士として活動する一方で、共働きで子育て中の当事者でもあります。
今回、わたしが運営する管理栄養士・栄養士限定コミュニティ「栄養士ラボ®」に所属する管理栄養士・栄養士100人に、「冷凍野菜・冷凍素材品」の活用実態についてアンケート調査を実施しました。(そして我らが冷凍食品PR連盟 連盟会長・西川剛史さんにもご協力いただきました!)

その結果、98%の管理栄養士が「物価高の中でも冷凍野菜・冷凍素材品の活用を推奨できる」と回答。
生鮮食品より食費を節約できると実感している人も83%にのぼりました。

この記事では、その調査結果をもとに、子育て・共働き家庭がすぐに真似できる「冷凍食材の賢い頼り方」をご紹介します。

冷凍野菜は栄養が落ちる?に管理栄養士が答えます

「冷凍野菜は生野菜より栄養が落ちるのでは」という声を、家庭からもよく聞きます。
ですが実際はその逆であるケースも少なくありません。

冷凍野菜の多くは、旬で栄養価が高い時期に収穫し、工場で洗浄・カット・加熱などの下処理をしたうえで急速凍結されています。
そのため、店頭に並ぶまでに時間が経って栄養価が下がった生鮮野菜より、冷凍野菜のほうが栄養をキープできている場合もあるのです。

今回の調査に協力いただいた西川さんも、次のようにコメントしています。

冷凍野菜や冷凍素材品は旬の時期に新鮮なうちに工場に運び、急速凍結することで栄養とおいしさを保ったまま冷凍保存されています。
さらには、洗浄やカット、加熱などの下処理が済んだ状態で冷凍しており、使うときはとても簡単なため、近年人気が高まっています。(冷凍食品PR連盟 連盟会長 西川剛史 氏)

もちろん、解凍しすぎると水溶性ビタミンが流出しやすいなどの注意点はありますが、「使いたい分だけ、必要なときに」使えることが、家庭にとって栄養面でも家計面でも大きなメリットになります。

家計にやさしい「推し」冷凍食材トップ5

今回の調査で、管理栄養士がコスパよく栄養を摂るためにおすすめしたい冷凍食材のトップ5は以下の通りでした。

  • 1位:冷凍ブロッコリー(77票)
  • 2位:冷凍ほうれん草(55票)
  • 3位:冷凍えだまめ(49票)
  • 4位:冷凍かぼちゃ(37票)
  • 5位:冷凍さば/冷凍ブルーベリー(各31票)

野菜はアク抜きや下処理が不要な緑黄色野菜、たんぱく質は「冷凍さば」「シーフードミックス」が支持を集めました。緑黄色野菜はビタミン・食物繊維が豊富なうえ、彩りもよく、加熱するだけで手軽に食べられるのが子どものいる食卓にもうれしいポイントです。

一方で、実際に家庭でよく使われている冷凍食材のトップは「えだまめ」(49票)。自然解凍でそのまま食べられ、難しい下処理がいらず、鮮度に左右されずに必要な量だけ使えることが、続けやすさにつながっているようです。

忙しい日の「てぬき」活用アイデア

特別なレシピを覚えなくても、市販の料理や定番メニューに冷凍食材を「ちょい足し」するだけで、栄養価やボリュームをアップできます。今回の調査でも、以下のメニューへの活用が上位に挙がりました。

  • 1位:みそ汁・スープ・鍋(インスタント含む)
  • 2位:うどん・そば
  • 3位:パスタ(冷凍シーフード、ブロッコリーなど)
  • 4位:袋麺・ラーメン
  • 5位:ヨーグルト・アイス・ゼリー(冷凍フルーツ)

レベル1(超かんたん):のせる・足すだけ

  • ■食パンにケチャップを塗り、自然解凍した冷凍えだまめ・冷凍コーン・ツナ・チーズをのせてトースト。忙しい朝でも、野菜とたんぱく質を手軽にプラスできます。全粒粉やライ麦入りの食パンにすると、食物繊維やミネラルも補給できます。
  • ■インスタントみそ汁やカップスープに、冷凍のほうれん草やえだまめを凍ったまま投入するだけ。

レベル2(ちょいアレンジ):いつもの料理にプラス

  • ■冷凍パスタをレンジ加熱する際に、冷凍シーフードミックスや冷凍ブロッコリーをプラス。具材を増やすだけで、いつもの冷凍パスタが食べ応えのある一皿に。
  • ■冷凍野菜にオリーブオイルと塩をまぶして、トースターやオーブンで焼くだけの一品。

レベル3(ちゃんと感):週末や来客時にも

  • ■冷凍さばを焼いて身をほぐし、温かいごはんに冷凍えだまめと一緒に混ぜるだけの「混ぜごはん」。手軽に魚を取り入れられ、忙しい日のごはんにもおすすめです。冷凍えだまめを加えることで彩りもよくなり、植物性のたんぱく質も補給できます。
  • ■ブロッコリーとゆで卵(またはツナ)をマヨネーズ+粒マスタードで和えるサラダ。水気をしっかり拭き取るのがポイント。

子どもと一緒に食べられる安心感も

冷凍野菜・冷凍素材品は、洗浄やカット、加熱などの下処理が済んだ状態で冷凍されているものが多く、衛生面でも扱いやすいのが特徴です。忙しい共働き家庭にとって、「切る」「洗う」「アクを抜く」といった工程を省けることは、時短だけでなく、キッチンに立つ時間そのものを減らす大きなメリットになります。

冷凍食品と生鮮食品を上手に組み合わせることで、無理なく食費を抑えながら、家族の栄養バランスを底上げすることができます。

まとめ:頑張りすぎない食卓のために

「栄養はちゃんと摂らせたい。でも、頑張りすぎたくない」——そんな共働き・子育て家庭にこそ、冷凍野菜・冷凍素材品は心強い味方です。

10月18日の「冷凍食品の日」をきっかけに、冷凍庫に「わが家の定番」をひとつ増やしてみてはいかがでしょうか。


*本記事は、栄養士ラボ®・株式会社エミッシュが実施したアンケート調査(調査協力:冷凍食品PR連盟)をもとに執筆しています。
調査の詳細は下記プレスリリースをご覧ください。
▶︎https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000173224.html

記事の監修者

柴田真希
柴田真希管理栄養士・料理家
管理栄養士、株式会社エミッシュ代表取締役。
女子栄養大学短期大学部卒業後、給食管理、栄養カウンセリング、冷凍食品をはじめとした食品の企画・開発・営業などの業務に携わり、独立。
現在はお料理コーナーの番組出演をはじめ、出版・WEB媒体にレシピ・コラムを掲載する他、食品メーカーや飲食店のメニュー開発やプロデュースなどを手がける。著書、セミナー講師など実績多数あり。