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冷凍術・レシピ

冷凍卵の基本の作り方&レシピ、もちとろ食感が楽しめる冷凍卵レシピまとめ

2026年7月10日

 卵は、実は冷凍できるって知っていましたか? 冷凍するだけで黄身の食感がもちもち・とろりとした独特の食感に変化し、濃厚な味わいが楽しめます。今回は、冷凍卵の基本の作り方からおすすめの活用レシピ、さらに卵焼きなどに使える冷凍液卵についてもご紹介します!

冷凍卵の作り方

【材料】

ラップ

冷凍用保存袋


【作り方】

①卵を殻ごとラップでふんわり包む。冷凍すると中の水分が膨張し殻にヒビが入るので、ラップを巻くことでヒビから中身が漏れるのを防ぐだけでなく、冷凍中の衝撃から卵を守る役割にも。

②ラップで包んだ卵を冷凍用保存袋へ入れ、軽く空気を抜いて袋を閉じる。強く押しつぶさないよう注意。

③保存袋を冷凍庫へ入れ、丸1日以上しっかり冷凍。完全に凍るまでは割れやすいため、冷凍庫内でもなるべく動かさない場所に置くのがおすすめ。冷凍すると殻にヒビが入っていますが、これは問題ないので気にしなくて良いです。


 解凍方法は、ラップを外してボウルに入れ、流水で解凍します。気温や水温にもよりますが、20~30分ほどで使える状態になります。冷蔵庫で解凍もできますが、1日ほどかかるため、時間に余裕があるときはこの方法でもOKです。解凍後は長時間室温に置かず、できるだけ早めに調理しましょう。

解凍すると卵はどう変わる?

 卵は冷凍すると、黄身は崩れないほどしっかり固まります。これは冷凍によって黄身の水分が白身へ移動し、黄身のタンパク質が結合して固くなるためです。そして、一度冷凍をすると、元の状態には戻りません。卵の丸ごと冷凍の場合は、解凍後に溶いて卵焼きなどのレシピには使えなくなりますので、ご注意ください。

冷凍卵のおすすめレシピ

 冷凍した卵の黄身は手で持てるほど弾力があり、もちっとした食感と濃厚な味わいを楽しめます。この特徴を生かして作る、冷凍卵レシピをご紹介していきます!

レシピ1 黄身のしょうゆ漬け

 冷凍卵の魅力を一番手軽に味わえるのレシピ。短時間の漬け込みでもしっかり味が付き、黄身本来の濃厚な風味を楽しめます。ごはんのお供はもちろん、お酒のおつまみにも! 余った白身はスープなどで活用してください。


【材料】(2人分)

冷凍卵…2個

しょうゆ…適量

みりん…適量

大葉…2枚

白ごま…適量

※しょうゆとみりんは1:1の割合で、黄身が浸かる程度の量を用意


【作り方】

①冷凍卵を流水で20~30分ほど解凍し、殻を割って黄身だけを取り出す。

②小さめの容器に黄身を入れ、しょうゆとみりんを1:1で注ぐ。

③約10分漬け込む。

④器に大葉を敷き、黄身を盛り付けて白ごまを散らせば完成!

残った白身はスープの具材にするのが手軽でおすすめです。お味噌汁や中華スープ、洋風スープなどお試しください。

レシピ2 冷凍卵のふわふわバターしょうゆ丼

 白身も一緒に使いたいならこの丼がおすすめ。バターで炒めた白身はふんわり軽い食感で、濃厚な黄身との相性は抜群。シンプルながら満足感のある丼になります。


【材料】(1人分)

冷凍卵…2個

バター…5g

しょうゆ…適量

温かいごはん…1膳


【作り方】

①解凍した卵を黄身と白身に分ける。

②フライパンにバターを溶かし、白身を中火で炒める。白身がふんわり固まってきたら、少量のしょうゆ(小さじ1/2程度)を加えて火を止める。

③ごはんの上に白身をのせ、その中央に黄身をのせる。しょうゆを少量(小さじ1/2程度)かけて完成!

レシピ3 冷凍卵の黄身のピリ辛コチュジャン丼

 濃厚な黄身をソースとして活用するアレンジです。コチュジャンの甘辛さと、とろりとした黄身がよく絡みます。辛さはコチュジャンの量で調整してください。


【材料】(1人分)

冷凍卵…2個

コチュジャン…小さじ1

水…小さじ1

砂糖…小さじ1/2

しょうゆ…小さじ1/2

ごま油…小さじ1/2

ごはん…1膳

刻みねぎ…適量


【作り方】

①冷凍卵の黄身を2個用意し、1個はボウルに入れてつぶす。

②コチュジャン、水、砂糖、しょうゆ、ごま油を加えてよく混ぜ、ソースを作る。

③ごはんを盛り、刻みねぎを散らす。残しておいた黄身を中央にのせ、②のソースをかければ完成。

解凍不要! 凍ったまま作れる冷凍卵レシピ

 冷凍卵は解凍に時間がかかるので、凍ったまま調理する方法もおすすめです。凍ったまま作れるレシピをご紹介します!

レシピ4 卵1個でダブル目玉焼き

 冷凍卵を半分に切って焼くだけで、1個の卵から2つのミニ目玉焼きが作れます。朝食やお弁当にもおすすめです。

【材料】(1人分)

冷凍卵…1個

サラダ油…大さじ1

水…大さじ1


【作り方】

①冷凍卵の殻をむき、包丁で凍ったまま半分に切る。冷凍卵は滑りやすいため、手を切らないように包丁を扱う際は十分注意してください。危ないと感じる場合は無理をせずに、少しとかしてから切ってください。

②フライパンにサラダ油を入れ、火をつける前に切った冷凍卵を断面を下にして並べる。中火にかけ、パチパチと音がしてきたら水を加えてふたをする。

③火が通ったら完成!

レシピ5 冷凍卵のしょうゆダブル目玉焼き丼

 ダブル目玉焼きをご飯にのせ、しょうゆで香ばしく仕上げるアレンジ。焼いた卵の香りと黄身のコクがごはんによく合い、キャベツやマヨネーズとの相性も抜群です。


【材料】(1人分)

冷凍卵…1個

サラダ油…小さじ1

水…小さじ1

しょうゆ…小さじ1/2

千切りキャベツ…適量

ご飯…1膳

マヨネーズ…適量


【作り方】

①冷凍卵を半分に切り、断面を下にしてフライパンで焼く。

②白身が固まり始めたら水を加え、ふたをして蒸し焼きにする。途中で裏返し、反対側にも火を通す。仕上げにしょうゆを回しかけ、香りが立ったら火を止める。

③ごはんに千切りキャベツをのせ、その上に卵を盛り付ける。お好みでマヨネーズを添えれば完成!

レシピ6 冷凍卵のサクサク天ぷら

 冷凍卵だからこそ作りやすい、ボリューム満点の卵天ぷら。通常の生卵は形が崩れやすく揚げるのが難しいですが、冷凍卵なら扱いやすくなります。揚げる前に解凍すると形が崩れやすくなるため、冷凍庫から出してすぐ使いましょう。


【材料】(1人分)

冷凍卵…2個

薄力粉…50g

水…80ml

マヨネーズ…大さじ1

サラダ油…適量

めんつゆ(ストレート)…適量

ご飯…360g

揚げ油…適量


【作り方】

①衣を作る。ボウルに水とマヨネーズを入れてしっかり混ぜる。そこに薄力粉を加え、混ぜすぎないようにさっくり混ぜる。粉が残る程度に混ぜるのはとどめてください。


②半分に切った冷凍卵に①の衣をつける。

③フライパンに卵が半分浸かるくらいの油を入れ、温まったら卵を入れる。スプーンで残った生地を加えて衣を大きくし、底面がきつね色になったら裏返し、全体が色づくまで揚げる。


④ごはんを盛り、上に揚げた卵をのせ、めんつゆをかければ完成。

冷凍液卵の作り方

 卵を溶いてから冷凍する「冷凍液卵(冷凍溶き卵)」という方法もあります。解凍後も通常の溶き卵と同じように使えるため、卵焼きやオムレツ、オムライスなどの料理に活用できます。


【材料】

冷凍保存用保存袋


【作り方】

①冷凍用保存袋に、卵を直接割り入れる。卵の殻が入らないよう注意!

②袋の中の空気をできるだけ抜き、口を閉じる。袋の上から卵をもみほぐし、黄身と白身が均一になるまで混ぜる。

③平らな状態で冷凍庫に入れて冷凍する。


冷凍液卵の使い方

 冷凍液卵は、解凍して使う方法と、凍ったまま使う方法があります。

 流水で解凍する場合は、袋のまま流水に当て、表面が少しとけたら割りほぐします。半解凍のような状態になればOKです。解凍後は長時間放置せず、冷たい状態を保ったまま使いましょう。

 凍ったまま使う場合は、必要な分だけパキパキ折って使います。卵焼き器やフライパンにそのまま入れ、加熱しながらとかすことができます。

冷凍液卵を使うときの注意点

 冷凍液卵は便利ですが、注意が必要なポイントもあります。殻付きの卵は外部から細菌が入りにくい状態になっていて、白身の殺菌効果もありますが、卵を割って混ぜることで、その機能は弱まります。

 そのため冷凍液卵は、新鮮な卵を使用し、冷凍前から衛生管理に気を付けること。解凍後は早めに使うこと。そして必ず加熱調理することがポイントです。

レシピ7 冷凍溶き卵の卵焼き

 卵料理の定番である卵焼きも、冷凍液卵で作れます。今回は凍ったまま作る方法をご紹介します。何層にも巻く卵焼きを作る場合は、先に解凍してから焼くときれいに仕上がります。


【材料】

冷凍液卵…適量

塩・砂糖・だしなど…お好みの調味料

油…適量


【作り方】

①卵焼き器に油を引き、冷凍液卵を凍ったまま入れて中弱火にかける。

②溶けてきたら、塩などお好みの味付けをする。

③全体を混ぜながら火を通し、卵を巻いて仕上げる。

卵焼き以外にも、フライパンで凍ったまま焼いてスクランブルエッグ、オムレツ、オムライスなどにもおすすめです。凍ったままパキッと折って使えるので、使いたい分だけ取り出せることもできます。お弁当作りなどで、少しだけ溶き卵を使いたい時にも便利ですね。

冷凍卵はアレンジ自在

 卵は冷凍することで、今までとは違った食感や使い方ができる食材になります。冷凍によって生まれる「もちとろ食感」は、通常の卵では味わえないおいしさ! 冷凍庫にストックしておけば、食事作りの幅が広がります。ぜひ好みのアレンジを見つけて楽しんでみてください。

冷凍卵レシピについてはこちらの新刊レシピ本

「かんたん&時短! 冷凍だからこそおいしい! 神うま節約レシピ (TJMOOK/宝島社)」

こちらでも多数紹介しているので、ぜひご覧ください。

動画でも紹介しているので、こちらもご覧ください。

記事の監修者

西川 剛史
西川 剛史冷凍王子/冷凍生活アドバイザー
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高校生のころから冷凍食品に興味を持ち、冷凍食品会社に就職。冷凍食品の商品開発などの経験を生かし、現在は冷凍専門家として活動中。 冷凍王子としてテレビ番組「マツコの知らない世界」「ヒルナンデス!」「王様のブランチ」「NHKごごナマ」など、その他テレビ、雑誌などに多数出演。
2016年8月には家庭での冷凍テクニックを理論的に体系的に学べる資格講座として「冷凍生活アドバイザー養成講座」を開講(運営 日本野菜ソムリエ協会)。冷凍テクニックをまとめた冷凍本のシリーズ累計発行部数は30万部を突破。
プロフィール詳細はこちら(https://vefroty.co.jp/profile/)