全国のラーメンを食べ歩くラーメンライター、井手隊長です。

今回はセブン-イレブンの冷凍コーナーで見つけた「大盛り魚介豚骨まぜそば」をレビューしたい。
価格は368円(税込397円)。
昨今の物価高を考えると、400円以下でしっかり満腹になれるメニューは貴重な存在。しかも冷凍食品なので保存も利き、食べたい時にすぐ食べられる。今回はそんなコストパフォーマンス抜群の一杯を実食してみた。

商品は冷凍状態で専用トレイに入っており、袋から取り出してそのまま電子レンジへ。500Wなら7分、600Wなら6分、1500Wなら2分30秒で完成する。皿に移し替える必要もなく、加熱後にそのまま食べられるのが嬉しい。仕事で帰宅が遅くなった日や、休日に家から出たくない時など、とにかくすぐ食べたいという場面で頼りになる存在だ。冷凍庫にストックしておくのがオススメだ。
加熱後にフタを開けると、まず魚粉の香りがふわっと立ち上がる。

具材は角切りチャーシュー、メンマ、刻みタマネギ、ネギ。そして表面にはたっぷりの魚粉がかかっている。レンジ調理の商品とは思えないほど、まぜそばらしいビジュアルに仕上がっている。
全体をよく混ぜると、濃厚なタレが麺にしっかり絡む。
味のベースになっているのは、トロっとした動物系主体の醤油ダレだ。豚の旨味を感じるコク深い味わいで、そこに魚粉が加わることで魚介感が一気にブーストされる。魚介豚骨はラーメン界でも定番ジャンルだが、この商品もその王道をしっかり押さえている印象だ。
魚粉のインパクトは強いものの、土台となる動物系のタレがしっかりしているため、味に厚みがある。まぜそばらしいジャンク感を楽しみながらも、最後まで単調にならない構成になっている。

さらに食べ進めるうちに気付くのが、奥行きのある香りだ。原材料を見ると、オイスターソースやナンプラーが使われている。これが実にいい仕事をしている。
オイスターソースによるコクの深さはもちろん、ナンプラー由来と思われる独特の香りがほんのり感じられ、一般的なコンビニ商品とは少し違う本格感を演出している。決して前面に出るわけではないが、なんだかクセになると感じる理由はこのあたりにありそうだ。

麺も良いクオリティ。冷凍麺らしいモチモチとした食感で、濃厚なタレとの相性は抜群。しっかりした太さがあり、魚介豚骨のパンチに負けていない。
そして商品名にもなっている「大盛り」の文字は伊達ではない。
コンビニのまぜそばというと少し物足りないイメージを持つ人もいるかもしれないが、本商品は麺量が十分に確保されている。実際に食べてみると満足感が高く、一食としてしっかり成立するボリュームだ。
何より魅力なのは、これだけの満足感が397円で手に入ることだろう。
ラーメン専門店でまぜそばを食べれば800円から1000円を超えることも珍しくない時代だ。その中で、電子レンジだけで完成し、保存もできて、400円以下でこのクオリティを実現しているのは見事と言うしかない。冷凍庫にひとつ入れておけば、きっと頼もしい存在になってくれるはずだ。





