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「目をつぶって食べても京都ラーメン!」 ここまでやるか! 日清食品冷凍「魁力屋監修 京都背脂醤油ラーメン」実食レビュー

2026年9月6日

京都ラーメンの人気店「ラーメン魁力屋」の味わいが冷凍ラーメンで登場した。

日清食品冷凍から2026年9月1日に全国で新発売された「冷凍 日清 魁力屋監修 京都背脂醤油ラーメン」。その名の通り、魁力屋の看板メニュー「京都背脂醤油ラーメン」の味わいを冷凍麺で再現した商品だ。

「ラーメン魁力屋」は2005年創業。京都市に本店を構え、ロードサイドやフードコートを中心に全国へ店舗を展開する人気ラーメンチェーンである。京都ラーメンらしい背脂醤油の一杯を、全国各地で楽しめるのが魁力屋の魅力だ。

今回の商品は、そんな魁力屋の一番人気メニューを自宅で味わえるというもの。果たして、その再現度はいかほどなのか。さっそく作ってみた。

袋を開けると、中には「具付めん」と「液体スープ」の2つが入っている。

まずは液体スープを少し温めてスタンバイ。一方、具付めんは内袋を開けず、そのまま皿にのせて電子レンジへ。500Wなら約3分30秒、600Wなら約3分加熱する。

その間にどんぶりへ液体スープを投入。熱湯250mlを加え、よく混ぜておく。

あとは温め終わった具付めんをどんぶりに移し、麺をほぐせば完成だ。調理はいたって簡単。鍋も必要なく、電子レンジとどんぶりだけで魁力屋のラーメンが出来上がる。

どんぶりを覗き込んだ瞬間、まずテンションが上がる。

スープは、ちょっと濁りのある醤油色。そこに背脂が浮かんでいる。この時点でかなり本物っぽさを感じる。

そして、背脂へのこだわりが実に良い。

本商品では、豊かな風味を持つ背脂と、くちどけの良い背脂の2種類を使用しているという。単に背脂を入れるだけではなく、背脂の質感まで考えているところにこだわりを感じる。

電子レンジで加熱しても、背脂が完全に消えてしまうわけではなく、しっかりと溶け残っているのもポイント。スープをひと口飲めば、背脂の甘みとコクが口の中に広がる。

そして、醤油の存在感もしっかり。

豚の旨味をベースに、コク深い醤油がキリッと効いている。背脂のまろやかさがありながら、醤油も全く負けていない。この背脂×醤油のバランスこそ、京都ラーメンの魅力だろう。

具材は、大ぶりのチャーシューにメンマ、そして青ネギ。

特にチャーシューは冷凍麺の具材としてはしっかり存在感があり、肉感も良い。青ネギがたっぷり入っているのもポイントが高い。

麺は細めのストレート麺。細麺ながら、食べるとチリチリとした食感があり、力強いスープの中でいい主張がある。背脂とスープをまとった麺をズルズルとすすっていると、まさに店で食べているような感覚になってくる。

正直、ここまでのクオリティとは思っていなかった。

冷凍ラーメンは技術の進歩によってかなりお店の味に近づいているが、この商品は単に美味しい冷凍ラーメンというだけではない。目をつぶって食べても、「京都ラーメンだ!」と唸ってしまいそうな、かなりいい感じの再現度なのだ。

特に評価したいのが、必要以上に綺麗にまとめていないところ。

冷凍麺というと、どうしても万人受けするように味を丸くしたり、上品に仕上げたりしがちだ。しかし、この一杯には背脂の風味、醤油の力強さ、細麺の食感といった、ラーメンならではの荒々しさがちゃんと残っている。

このいい意味での荒々しさが非常にポイントが高い。この荒々しさを冷凍食品という形でここまで再現しているのには、正直驚かされた。しかも調理は電子レンジだけ。スープを作り、麺を茹でて……という手間もない。

京都ラーメン、そして魁力屋ファンなら、一度は試してみてほしい。魁力屋の味を知っている人ほど、その再現度にニヤリとしてしまう一杯である。

記事の監修者

井手隊長
井手隊長ラーメンライター
全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。
「東洋経済オンライン」「Yahoo!ニュース」「AERAdot.」等でラーメンの連載を年間100本ほど執筆。近年はラーメンの「1000円の壁」問題や「町中華の衰退事情」、「個人店の事業承継」など、ラーメン業界をめぐる現状を精力的に取材。テレビ・ネット番組への出演は「羽鳥慎一モーニングショー」「ABEMA的ニュースショー」「熱狂マニアさん!」「5時に夢中!」など多数。
その他、ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。
著書に「できる人だけが知っている 『ここだけの話』を聞く技術」(秀和システム)がある。