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真っ赤な見た目にビビるが食べれば納得。キンレイ「お水がいらない大盛り スタミナラーメン」が最高!

2026年9月21日

今回もキンレイ「お水がいらない」シリーズの新作を紹介したい。

このシリーズはその名の通り、水を一切加えることなく、鍋に入れて温めるだけで完成するお手軽冷凍ラーメン。スープ、麺、具材を三層構造にして凍らせることで、店で食べるような味わいを再現しているシリーズである。

そんなキンレイから9月1日に登場したのが「お水がいらない大盛り スタミナラーメン」。同時に登場した「お水がいらない大盛り 豚ラーメン」とともに、新たな「背徳感」シリーズとして誕生した商品だ。

まず目を引くのが、その真っ赤なビジュアル。

パッケージを見てもかなり辛そうだが、実物を鍋に入れてみても、とにかく赤い。スープが溶け出してくると、スパイスとニンニクの香りが一気に立ち上がってくる。これで一気に食欲がかき立てられる。

調理はいたって簡単。内袋を外し、凍ったまま鍋へ。まず弱火で30秒ほど温めてスープを溶かし、スープが溶け出したら強火へ。約6分20秒、麺をほぐしながら加熱し、最後に強火で10秒ほど仕上げれば完成だ。おなじみの、具・麺・スープの三層構造は今回も健在。

丼に移してみると、やはり圧倒的に赤い。

恐る恐るスープを飲んでみる。……お、思ったほど辛くない。

もちろん辛味はある。しかし、真っ赤な見た目から想像するような激辛系ではなく、最初にしっかり感じるのは動物系の旨味。そこにニンニクと辛味が後から追いかけてくる。この時点でもう勝ちは決定。

単純に辛さやニンニクが迫ってくるキワモノ系ではない。まず一杯のラーメンとしてしっかり美味しく、そのうえでニンニクや唐辛子を効かせたこのバランスが実にいい。

そして、この真っ赤な色にも意味がある。

最近の商品では、パッケージや商品名から想像して実物を見ると「あれ、思ったより普通だな」と感じることもある。その点、この商品は期待を裏切らない。ちゃんと真っ赤で、ちゃんと辛そう。鍋から立ち上る香りも含めて、調理中からテンションが上がる。見た目のインパクトまで含めて商品を作り込んでいる印象だ。

麺は太めの角切りストレート。パンチのあるスープに負けない存在感があり、しっかりとしたコシも楽しめる。

具材はニラとニンニク。特に細かなニンニクがかなり大量に入っている。このあたりも「背徳感」というテーマにぴったりだ。

ネーミングやパッケージを見たとき、個人的には「すず鬼」の「スタ満ソバ」を意識した商品なのかなと思った。しかし実際に食べてみると、印象は結構違う。

そのまま食べると、むしろ旨味を強めにした「台湾ラーメン」のような方向性に感じる。

そして、ここからが面白い。公式も、ネギをたっぷりのせたり、豆腐や溶き卵を加えたり、カレー粉で味変したり、最後にはご飯とチーズを加えてリゾット風にしたりと、さまざまな食べ方を提案している。

私も今回はネギをこんもり乗せてみたが、これがとても良い。

さらに炒めた豚肉や背脂を追加すれば、もっと「スタ満」的な方向に振ることもできそうだし、卵を溶けば「ニュータンタン」風、豆腐を乗せれば麻婆麺風にもなりそうだ。

何より、ベースのスープがしっかり旨いので、こうしたアレンジをしても楽しめる余地がある。

麺量は230g。大盛りを名乗るだけあって、しっかり食べ応えがある。

個人的にはかなり気に入った。

「お水がいらない」シリーズはこれまで専門店系の再現度の高さに驚かされてきたが、今回の2商品は少し方向性が違う。特定の店の味を再現するというより、キンレイが考える「家で食べたい背徳系ラーメン」を一杯にまとめたような商品だ。ぜひお好みに合わせてカスタマイズして楽しんでもらいたい。

記事の監修者

井手隊長
井手隊長ラーメンライター
全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。
「東洋経済オンライン」「Yahoo!ニュース」「AERAdot.」等でラーメンの連載を年間100本ほど執筆。近年はラーメンの「1000円の壁」問題や「町中華の衰退事情」、「個人店の事業承継」など、ラーメン業界をめぐる現状を精力的に取材。テレビ・ネット番組への出演は「羽鳥慎一モーニングショー」「ABEMA的ニュースショー」「熱狂マニアさん!」「5時に夢中!」など多数。
その他、ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。
著書に「できる人だけが知っている 『ここだけの話』を聞く技術」(秀和システム)がある。