野菜ソムリエプロで冷凍生活アドバイザー1期生の増田智子です。
このところずっと野菜が高いですね。。。
1月22日発表の農水省「食品価格動向調査」によると
【令和7年1月13日の週【1月14日~1月16日】の調査結果(全国平均)】
平年と比べて軒並み高騰中。原因は昨年夏秋期の高温に加え12月の低温等が影響しているそうです。
今後は徐々に落ち着くと予想されるものの、輸送費や生産者さんの栽培コストも上がっていることから、
今までのように野菜を安く手に入れるのは大変なことかもしれません。
とはいえ、野菜を食べないわけにもいきませんよね…
では、どうしよう。

答えは
旬のものを食べる!
高くなっているとはいえ、旬のものは他の時期のもの(例えば冬に夏野菜とか)に比べて出荷量も多く、
その時期身体に必要な栄養分を多く含みます。
例年より高くても、生産者さんを応援し、自分の体を労わるためにもぜひ買って食べていただけたらと思います!
そして…

丸ごと買う方が少しずつ買うよりお得!
食べきれないから。。。とカットした小さいサイズを買うのはもったいない!
冷凍術を使って、美味しいうちに使い切る方法をお伝えします!
今回は・・・
大根1本まるごと使い切り!
今が旬!大根の豆知識

日本最古の書物「古事記」にも載っている大根。
古くから日本人に親しまれ、色も白・黒・赤、大きさ形も様々な地方品種がたくさんあります。
(ここでは最も流通量が多い青首大根について説明します)
**見分け方**
・葉がついているときはみずみずしいもの。
・ずっしりと重みがあり、肌にハリのあるもの。
・ひげ根の穴が深くないもの。
(ひげ根が等間隔で入っているものは順調に成長した証拠です)
・カットされているものは断面にスが入っていないもの。
**栄養**
・葉の部分は緑黄色野菜で栄養価が高いので、捨てずに使いましょう。
・根の部分は淡色野菜になりますが、でんぷんの分解酵素ジアスターゼが豊富です。消化を助けてくれます。
大根部位別おいしい食べ方
大根は先端に行くほど辛味があるのはご存じでしょうか?

大根おろしや生のサラダ食べるときは葉に近い首の方を使ってみてください。
真ん中は煮物や汁物の具に、先端の辛味のあるところはぶり大根などの濃い味付けの煮物などにおすすめです。
(もちろん、辛いのがお好きな方は先端で大根おろしを作ってもOKです!)
葉付き大根の時は、葉は捨てずに使いましょう!味噌汁やスープの具、チャーハンの具、浅漬け、炊き込みごはんなどいろいろな使い道があります♪
忘れちゃいけない!冷凍のポイント
大根丸ごと一本買ってきても食べきれない!!そんな時は冷凍保存していきましょう。
冷凍してあれば、いつでも簡単に料理することができます。
◎冷凍することのメリット
・生で置いておくより保存期間が延びる!
・カットしてあるのですぐに使える!
・冷凍解凍することで繊維が壊れ、火の通りが早くなる!
・味がしみ込みやすくなる!
◎冷凍のポイント
①鮮度の良いものを早めに冷凍する
(余ったものを冷凍しない)
②使うときのことを考えてカットしてから冷凍する
③大きさを揃えて均一に冷凍できるようにする
④冷凍保存袋に入れ、できるだけ空気を抜いて冷凍する
更に詳しい冷凍方法は冷凍王子西川先生の記事→こちらを熟読してくださいね♪
オススメ!大根の冷凍方法
①輪切り
・おでんやふろふき大根、大根ステーキなどにもおすすめ。
表面に浅く格子型に切り込みを入れておくと、一層加熱時間が短縮できます。
ぴったりとラップで包んで、冷凍保存袋に入れて冷凍します。


②イチョウ切り
・みそ汁、スープなどの汁物、煮物、炒めものなどに。
用途によって厚みを変えてもいいですが、大きさを揃えるのがポイントです。
冷凍保存袋に入れて、平らにし、できるだけ空気を抜きましょう。


③角切り
1センチ角くらいの角切りにしました。味噌汁の具、中華風のスープやお鍋などに入れても。
料理するとサクッとした食感は残りつつ、柔らかくなってイチョウ切りなどとは違う楽しさがあります。
こちらも冷凍保存袋に平らに入れて、しっかり空気を抜いてください。


④千切り
我が家では一番登場回数の多いカットの仕方です。味噌汁の具として油揚げと一緒に煮るのが定番。
もちろん、油揚げも冷凍保存です!
ほかにもスープやお鍋の具、解凍してサラダなどにも利用します。
あると便利なのは間違いないので、ひとまず千切りにしてたくさんストックしてあります。
帰りが遅くなって時間がない!というようなときも、冷凍大根があればすぐに味噌汁など作ることができ、大変重宝しています。


⑤おろし
・天つゆに入れたり、お鍋の薬味、しらすや焼き魚に添えたり、意外と使うことがあるのですが、そのたびにおろすのは面倒ですね。
まとめて作って薄く冷凍しおておけば、必要な分だけ使うことができます。
ザルにあけ、自然と落ちる水分を切って冷凍保存袋に。しっかりと水を切りすぎてしまうと、解凍時ぱさぱさになってしまいます。(出てきた汁は捨てずにその日の味噌汁やスープに入れて使いましょう)



いくつか大根の冷凍方法をお伝えしました。
次の記事では冷凍大根を使ったレシピをご紹介していきたいと思います。