海老フライは、子どもから大人までみんなが好きな、まさに国民食のごちそう。
とはいえ「本気で旨さを追求した専門店」となると、なかなか思い当たらないのが正直なところではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、佐賀県にある全国的にも珍しい海老フライ専門店「EBI研究所」が手がける、「神えびフライ」です。
名前に「神」の一文字を冠する、専門店だからこそ届けられる究極の一本を、じっくりご紹介していきます。

海老フライで肝心なのは、なんといっても海老そのもののクオリティですよね。
この神えびフライに使われているのは、厳選に厳選を重ねた最高級のブラックタイガー。
しかも、形・大きさ・品質のすべてを兼ね備えた、市場ではなかなかお目にかかれない一尾約40gという大ぶりのサイズを、ひとつずつ丁寧に選び抜いているそうです。
この目利きこそが、「ぷりぷり」を超えて「ぶりっぶり」と表現したくなる食感と、海老本来の濃厚な風味を生み出す出発点になっているわけですね。

そして、この商品が「神」の称号を冠するにふさわしいもう一つの特徴が、その超薄衣です。
揚げた瞬間の姿を見れば一目瞭然で、なんと衣越しに海老の真っ赤な縞模様が透けて見えるほどの薄さに仕上がっています。
この衣の薄さを実現しているのが、「衣の比率がたったの20%」という神えびフライだけの黄金比。
佐賀県の新鮮な卵と、キメの細かい岡山産の特製パン粉を厳選して使用しているため、揚げたときにサックサクの軽快な食感を生み出してくれます。
薄衣だからこそ、海老本来の食感と濃厚な旨みが、口いっぱいに広がっていくのですね。

もう一つ、この海老フライには、見た目に関する面白いこだわりがあります。
レストランなどで出てくる一般的な海老フライは、まっすぐピンと伸びていることが多いですよね。あれは、海老の筋繊維が加熱によって収縮して丸まってしまうのを防ぐために、筋切りをしたり、叩いたり、手で押し付けて伸ばしたりして加工されているから。
ただ、そうした処理をすると、当然ながら海老の組織は壊れてしまいます。
EBI研究所ではあえて見た目よりも味を重視して、多少丸まってしまうことは良しとしたうえで、ぶりっぶりの食感と旨みのほうを取ったといいます。
理にかなった、潔い判断ですね。

味付けは、海老本来の旨さを最大限に引き出すためにとことんシンプル。
余計なものは一切使わず、塩だけで仕上げているので、海老が持つ優しい甘みと奥深いコクがまっすぐ際立ちます。
すべて手作業で丁寧に作られていて、添加物も一切使用していないとのこと。
作り手の思いがきちんと詰まった、安心して味わえる一本といえます。
日々の食卓のご褒美として、お祝いの席の主役として、お弁当のおかずに、あるいはお客様をもてなす一皿として――幅広いシーンで活躍してくれそうですね。

EBI研究所そのものについても少し触れておきましょう。
この専門店は、全国的にも珍しい海老フライの専門店として立ち上げられました。
「誰もが知る国民食なのに、本気で旨さを追求している専門店は驚くほど少ない」――そんな現状に一石を投じるための挑戦として生まれたお店です。
海老のことなら何でも知り尽くしたプロたちが、最高の素材と製法を惜しみなく注ぎ込み、「家庭で揚げたてを、専門店よりすごいクオリティで」味わってもらうために、日々研究を重ねているといいます。

さて、実際に食べてみると、まず驚かされるのが、衣の薄さと海老の圧倒的な「ぶりっぶり」の食感です。
衣はサックサクで軽やか、それでいて中の海老は期待を裏切らないジューシーさ。
海老本来の甘みが口いっぱいに広がって、シンプルな塩味がその旨さをさらに引き立ててくれます。
個人的にはタルタルソースをたっぷりかけるのが海老フライの定番の楽しみ方でしたが、この神えびフライに限っては、あえて何も付けずに食べてみるのがおすすめ。
ソースの味に頼らない、素材本来のおいしさが口いっぱいに広がって、思わず海老が反ってしまうほど――と言いたくなるくらいの、感動的なおいしさです。

選び抜かれた素材、素材を活かすためのシンプルな製法、そして専門店ならではのこだわり。
すべてが凝縮された「神えびフライ」は、まさに家庭の食卓に舞い降りる一本のごちそうです。
ひと口食べれば、家族みんなが思わず笑顔になってしまう、そんな一皿としてぜひ味わってみてください。
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