冷凍食品の専門家、冷凍生活アドバイザーの西川剛史です。今回は、2026年6月29日(月)に開催された株式会社ローソンの新商品発表会に参加してきました。


2026年6月30日(火)から、全国のローソン店舗(約14,000店:2026年5月末時点、「ローソンストア100」を除く)の冷凍食品コーナーに登場する新しい冷凍麺です!
その注目の新商品とは、「スープ激うま!特濃豚骨 ラーメン」(税込297円)です。

この商品は、スープの美味しさに徹底的にこだわりながらも、あえて「具材を無くす」という大胆な引き算を行うことで、驚きの200円台というお手頃価格を実現した画期的な一品です。今回は、この新商品が誕生した背景や商品の特長、味の秘密について、専門家目線で詳しく解説していきます。
1. 「具材なし」で2割以上安く!新商品誕生の背景と市場のトレンド
現在、物価高騰が続く中で、生活者の間では「お手頃価格でおいしいものを求めたい」というニーズが非常に高まっています。そうした時流において、冷凍食品は「一括製造」「長期保管」「計画的な物流」が可能であるという特性を持っており、チルド食品(冷蔵品)に比べて比較的低価格に抑えられることから、物価高の中で販売が大きく伸長しているカテゴリです。

特にローソンのオリジナル冷凍麺類においては、お米の代替需要なども背景にあり、2025年度の売上高が前年度対比で2割以上も伸長するという目覚ましい成長を遂げています。簡単調理で本格的な味が楽しめる冷凍麺は、コンビニユーザーとも相性がよく、仕事帰りにその日食べるために冷凍麺を買う方も多いそうです。ローソンは商品開発含め、冷凍麺へさらに力を入れていくことが考えられます。

一方で、「高品質なカップラーメンをお手頃価格で食べたい」というお客様の声から生まれたのが、2024年10月から販売されているカップラーメンの「スープ激うま!」シリーズです。このカップラーメンシリーズは、スープの品質を高く保つ一方で、具材を無くすことで価格をローソンのカップラーメン全体の平均価格である約250円以下に抑え、物価高におけるお手頃価格へのニーズを捉えて累計500万食以上を販売する大ヒットを記録しています。

今回の新商品は、この「スープ激うま!」シリーズで培われた「具材を無くしてスープのおいしさにこだわる」という優れたコンセプトを、初めて冷凍食品へと応用したものです。具材を省いたことにより、ローソンで販売されているオリジナル冷凍麺類(ラーメンやパスタなど)の平均価格よりも、なんと「2割以上」も価格を抑えることに成功しました。
2. 商品詳細レビュー:『スープ激うま!特濃豚骨 ラーメン』の魅力


それでは、今回発売された「スープ激うま!特濃豚骨 ラーメン」(税込297円)の具体的な魅力に迫っていきましょう。内容量は1食あたり280gとなっています。
この商品の最大の強みは、その名の通り「激うま」なスープにあります。クリーミーな豚骨エキスやポークオイルをはじめ、計11種類もの豊富なポーク原料を使用しているのが大きな特徴です。これらを絶妙に組み合わせることで、こってりと濃厚でコクのあるスープに仕上げられています。この商品のローソン開発担当者の方は「冷凍だと粘度に上限がないので、どろっとした濃厚な豚骨スープにこだわった」と話されていました。カップ麺の場合は粉末スープ、濃縮スープをお湯でスープにするので、どろっとした質感の再現が難しいところがあります。冷凍ラーメンの場合は、ペースト状の濃縮スープ使用しているので、粘度の高いどろっとした質感、さらにはざらつきも再現することで、ラーメン屋さんの厨房でじっくりと時間をかけて豚骨を炊き出したかのようなスープを再現しています。


麺は豚骨ラーメンに合わせてストレート麺。濃厚でどろっとしたスープによく合い、食べやすく仕上げています。


この商品は冷凍麺に濃縮スープ(ペースト状)が一緒に冷凍されています。調理方法は丼にこの商品を入れて、水を注いで電子レンジで加熱するだけで簡単に食べることができます。お湯を沸かす手間が不要で、お鍋ではなく電子レンジ調理なのも手軽で嬉しいですね。ただし電子レンジは600Wで約6分30秒なので、カップ麺の3分に比べると時間は長くかかります。
ちなみにこの商品は日清食品が製造していますが、この「水+レンジ」冷凍ラーメンは2025年秋季新商品「今日はこってり 鶏白湯ラーメン」にて採用された調理方法です。詳しくはこちらの記事もご覧ください。
この水を自分で注ぐ方法は「注ぐ水の量によって、お好みのスープの濃さに調整できる」という仕様です。好みやその日の気分に合わせて、より濃厚にガツンと楽しんだり、少し水を多めにしてマイルドにしたりと、食べる人が自由に加減できるのもいいですね。
あと日清食品はもともとのカップラーメンの「スープ激うま!」シリーズも製造しているので、今回の冷凍ラーメン商品化にあたっても、もともとのシリーズのコンセプトやポイントを理解した上で、商品開発されたと思います。
3.「具材なし」の本当のメリットとアレンジ術
「具材が入っていない」と聞くと、一見すると物足りないように感じる方もいるかもしれません。具材が入っていないことで、値頃感がある商品になっているのはもちろん、自分で好きな具材を足すこと、アレンジができることも魅力です。

ローソン開発担当者の方はローソンで販売されているもやしをレンチンしてトッピングしたり、焼豚や角煮、うずらのたまごなどもトッピングにおすすめとのことでした。コンビニには常温、冷蔵、冷凍含め、さまざまな食材が販売されているので、自分好みの具材を探してみても面白いと思います。
4. まとめ
今回ご紹介した「スープ激うま!特濃豚骨 ラーメン」は、スープの本格的なクオリティを保ちながら、具材を無くすことで200円台というコスパの優れた、現代の生活者に寄り添う冷凍ラーメンです。
本日6月30日(火)から全国のローソン店舗で一斉に発売が開始されています。手軽に本格的な味わいを楽しみたい日のランチや、夜食、あるいはストック用の買い置きとして、ぜひお近くのローソンでチェックしてみてください。





