味の素冷凍食品株式会社は2026年3月4日に2026年春季新商品発表会を開催しました。冷凍食品は一般的にスーパーマーケットなどの売場の棚替えの時期である、春と秋に新商品を発表します。今回は2026年春に発売する新商品およびリニューアル品が発表されました。

発表された新商品の冷凍食品の中で注目商品はこちら!
味の素の冷凍餃子がフライパンのフタなし対応に!


リニューアル品 『AJINOMOTO ギョーザ』(発売日2026年2月8日)
冷凍食品全体の中でも圧倒的な売上を誇る、冷凍食品を代表する商品ですが、今回はリニューアルがありました。リニューアルの大きなポイントの一つが、解凍・調理の際に「フライパンのフタが不要」になった点です。餃子は通常はフライパンに並べた後に、フタをして火をつけて蒸します。そしてフタをとって、そのまま加熱し羽に焼き目をつけて仕上げます。

冷凍餃子の競合商品であるイートアンドフーズの「大阪王将 羽根つき餃子」はこのフタなし調理を魅力の一つにしていました。ご自宅にフライパンに合うフタを持っていない、フタを使うと洗い物が増える、などの消費者ニーズがあり、人気のポイントになっています。


(上段が今回リニューアルしたギョーザ、下段が今までのギョーザ)
今回のリニューアルで味の素もフタなしを実現し、消費者ニーズに応えた形になります。フタなし調理の場合、餃子全体を蒸すことができないので、皮が硬くなりやすく、中具のジューシーさに影響を与える可能性がありますが、今回はフタなしでも皮が柔らかく、味の素ブランドの餃子としておいしさを実現することができたので、発売が決定しました。ちなみにフタなし調理のみを提案するのではなく、従来通りのフタあり調理もパッケージには記載されていますので、好みに合わせて選ぶことができます。

今回、新・旧のギョーザをそれぞれ焼いて比べました。新ギョーザはフタなしで、旧ギョーザはフタありで調理しました。


新ギョーザはフタなしで中火にかけましたが、今回のリニューアルのこだわりが「フタなしでも油ハネを抑えること」でしたが、油ハネがまったくしませんでした。後片付けやキッチンまわりの掃除の手間が少なくて済む点は嬉しいですね。あと通常はフタをとってからの焼き加減が難しく、焼き目が薄すぎたり、反対に焦げてしまったりするのですが、フタなしの場合は徐々に加熱されていくので、焼き上がりがより簡単になったと感じました。

旧ギョーザはフタについた水分が一部フライパンに落ち、羽根が少し崩れてしまいましたが、新ギョーザはフタなしのため全体がきれいに焼き上がりました。さらに今回の改良では「IHクッキングヒーターでも均一に焼き色がつき、羽根がパリッとキレイに仕上がるように」されたそうで、よりきれいな羽根が作りやすくなったと思います。

新ギョーザを食べた印象はフタなしとは思えないくらい、皮が柔らかくおいしいと感じました。さらに中具も柔らかく、ジューシーさがあり、今までの味の素ギョーザの美味しさをちゃんと踏襲していると思いました。あえて旧ギョーザと食べ比べなければ、違いに気づかない人もいると思います。フタの有無に関わらず、皮がもちっとやわらかく仕上がる新技術を採用しているそうです(特許出願中)。
あえて旧ギョーザと食べ比べた印象としては
旧ギョーザ→皮がふんわりもちもち、全体が加熱されるので中具がよりジューシー、時間が経ってもおいしい
新ギョーザ→皮がパツっと弾力あり、中具の硬さと脂の重さを少し感じる、冷めるのが早い
という違いは感じました。手軽に簡単に食べたい人はフタなし調理で、フタありに抵抗がない人は今までどおりフタありで調理するのが良いと思います。

冷凍食品の販売単価はお店によって異なりますが、フェリカネットワークス「IDレシートデータ」によると2025年の売価中央値は「味の素 ギョーザ 215円」「大阪王 将羽根つき餃子 178円」で大阪王将の方が安いお店が多いようです。さらには大阪王将は別添のたれがついているので、条件だけを見ると大阪王将の方が有利な点が多いです。今回は味の素がフタなし調理になることで、条件は近づき、今後は「おいしさ」と「ブランドイメージ」による戦いになっていくと思います。


あとトレイなしの大袋入りの「ギョーザ 標準30個入り」は、今回から「味の素 ギョーザ」と同じ製法になり、中身が一緒になりました。トレイ不使用の省スペース設計で、冷凍庫にすっきり収納することができ、たくさんの量を楽しみたい方におすすめです。コスパの意識からも大容量タイプは人気のため、こちらも楽しみです。
焼かなくて良い、レンジ調理で本格大ぶり餃子の新商品!

新商品『AJINOMOTO ギョーザ<レンジで大餃子>』(発売日2026年2月8日)
冷凍餃子の市場規模が約640億円に拡大する中、レンジ調理タイプの焼き目がついた冷凍餃子市場は約24億円で、2019年度比で141%に成長(インテージ SCI)。今後もさらなる拡大が見込まれています。
冷凍餃子を電子レンジで解凍すると、皮が特に硬くなります。皮の水分が飛びやすく、さらには尖った部分、ひだの部分がより過加熱になり、極端に硬い部分ができてしまうので、課題となっていました。味の素は独自技術により、電子レンジ加熱後も皮がかたくなりにくく、やわらかくジューシーな焼餃子を実現しました。


フライパンで焼く必要がなく、電子レンジで600W 2分40秒加熱するだけで、おいしい餃子が楽しめるのはとてもありがたいですね。

1個35gの大ぶりサイズの大餃子で、食べ応えがあります。餃子が大きくなると電子レンジの加熱時間が長くなるので、皮がより硬くなりやすいのですが、この商品は皮が柔らかく仕上がっていました。皮に対する技術のこだわりを感じますね。中具にはゴロッとした角切り豚肉が入っていて、かなり肉感を感じる肉餃子です。さらに筍もゴロっとしてて食感があるので食べ応えがあります。
レンジ対応の冷凍餃子の主な購入層はシニア世帯や単身世帯で、フライパン調理の片付けの手間、さらにガスコンロ使用への不安から、レンジ調理タイプを選ぶ傾向が強まると考えられています。

リニューアル品『AJINOMOTO ギョーザ<レンジでギョーザ>』(発売日2026年2月8日)
こちらはパッケージのみの変更ですが、電子レンジ対応の冷凍餃子として、レンジで大餃子と一緒に売場提案をし、さらに市場を拡大していく予定です。レンジタイプの冷凍餃子は先行してコンビニでは売上を伸ばしているので、量販店での販売にも可能性があると見ています。
ずっしり大餃子 海老・黒豚、高級中華料理店のような贅沢な味わい



新商品『AJINOMOTO ギョーザ<ずっしり大餃子 黒豚>』『AJINOMOTO ギョーザ<ずっしり大餃子 海老>』(発売日2026年3月8日)
これは既存品の「海老大餃子」「黒豚大餃子」の内容量を変更した新商品になります。
「黒豚大餃子(18個入り、558g)」→「ずっしり大餃子 黒豚(9個入り、279g)」
「海老大餃子(18個入り、549g)」→「ずっしり大餃子 海老(9個入り、279g)」
内容量を半分にすることにより、売価を500円以下にすることで、買いやすい価格帯にしました。
どちらの商品も本格的で贅沢な味わいで、高級中華料理店で味わう餃子のようです。「ずっしり大餃子 海老」は、蝦醤(シャージャン)や帆立だしがきいた芳醇な味わいで、噛むほどに魚介の旨みを感じます。さらにプリッとした海老の食感もよく、高級感のある餃子です。「ずっしり大餃子 黒豚」は、肉汁あふれる黒豚と、ゴロッとした肉の食感が特長で、XO醤や魚醤による深みのある濃厚な味わいを楽しめます。既存品も私はとても味の評価が高くおすすめしていましたが、価格面で売場が限られていたので、今後はより多くの売場に並ぶと良いですね。
味の素冷凍食品 冷凍食品 新商品・リニューアル品のリリースは以下をご覧ください。
【リリース】「AJINOMOTO BRANDギョーザ」が進化。ラインナップを拡充し“もっと手軽に、もっとおいしく”食卓へ





