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冷凍術・レシピ

毎日の免疫ケアに酒粕を!〜腸が整うと肌が綺麗に!冷凍保存は蔵元もオススメ!

2026年1月22日

酒粕で蕁麻疹が出なくなった!!

物言わぬ発酵菌に代わり、発酵の素晴らしさを伝える“発酵翻訳家”土方夕暉です。私が発酵を生業にしたきっかけは、ある発酵食品で腸がすこぶるよくなり、長年苦しんでいた蕁麻疹が治ったからです。その発酵食品というのが「酒粕」です!

かつて教員だった私は、ある冬、あまりの業務の多さに身体を壊すわけにはいかず、身体を温めるために酒粕の甘酒を飲むようになりました。

すると1週間ほど経ったある日、身体の異変に気づきました。なんと、何年も薬でなんとか抑えていた蕁麻疹が薬無しでも出なくなったのです。同時にお通じもとってもよくなっていることに気づきました。「腸と免疫」の関係はなんとなく聞いたことがあったのですが、自分が実際に体感したことにより、腸が整うと免疫力がおのずと上がることを確信しました。免疫が上がった私は、蕁麻疹も出なくなり、そしてお肌の調子がとてもよくなりました。そして、今もきちんと腸によいものを摂取しているときには、「お肌キレイですね」と誉めてもらえます(逆にやむなく暴飲暴食が続いてしまうと正直に肌に表れます)。美肌を目指すには、表面から高価な化粧品を塗りたくるより前に、まずは腸をキレイにすることが大事なのだと確信しています。

免疫と腸の関係

なぜ腸が整うと免疫が上がるのか。それは、腸が免疫のはたらきにおいて中心的な役割を果たすからです。腸は、ちくわの空洞と同じで、体内にありながらも内なる外なのです。口からは食べ物だけでなく、さまざまな菌やウィルスが入ってくるのです。そのため免疫細胞の7割が腸に集中しており、様々な種類の免疫細胞たちが、病原菌やウィルスの見張り番をしたり、情報を共有しあったり、戦ったりしてくれているのです。ですから、そのような免疫細胞たちが正常に機能するために、腸をよい状態に保つことが大事なのです。

酒粕が腸によいワケ

腸をよい状態に保つには、腸内の善玉菌のエサとなる発酵食品水溶性食物繊維を食べたり、腸を掃除してくれる不溶性食物繊維を摂取したり、さまざまな方法があります。

では、酒粕は何をしてくれるのでしょう。

酒粕には、特有のレジスタントプロテインという腸にとてもよいはたらきをしてくれる成分が含まれています。どのようなはたらきかといいますと

①腸内の善玉菌のエサとなり、善玉菌を活発にする

②不溶性食物繊維のように腸内の水分を吸って便のかさを増やし、自然な排便を促す

③一緒に摂取した油脂を包み込んで、スルッと気持ちよく排出する

私の場合は、よく腸によいといわれるヨーグルトを食べても特に便通時にその効果は感じられないのですが、酒粕を摂取している時は、きちんと②と③が、体感できます。①は腸内のことなので想像でしか言えませんが、①の効果も含めて②③に表れるのだと思います。

でも、この効果は、あくまでも人(人の腸)それぞれです。万人に合うものなどはこの世に存在しません。でも、私の腸には、本当の本当で、酒粕がすごくよいのです!!

酒粕の摂取方法

では、こんなに腸にうれしい酒粕をどのように摂取するのがよいのでしょう。

もちろん、昔ながらの甘酒や具材をたっぷり入れた粕汁もよいですね。酒粕は、日本酒を作る時にできる副産物ですので、アルコールが含まれます。ですから、お子さんやアルコールに弱い人が摂取する場合は、加熱でアルコールをしっかり飛ばすことも大事です。

毎日酒粕を摂取したい私は、手間がかからずカンタンであることを重要視し、電子レンジを使って3分もあればできる方法を考えました。「酒粕豆乳甘酒」です。冬場はほぼ毎夜、これを飲んでいます!では、つくり方を紹介しましょう♪

酒粕豆乳甘酒レシピ

毎度、分量を計るのは面倒ですよね・・・最初に以下の分量を参考につくり、味を確認したら、2回目からは、目分量でお好みの量で気楽につくりましょう♪ ラクじゃないと毎日続かないですからね!!

■材料(1人分)

 ・酒粕・・・大さじ1くらい

 ・豆乳・・・100m Lくらい

 ・生姜・・・お好みの量(小さじ1くらい)

 ・オリゴ糖・・・大さじ1弱くらい

(オリゴ糖は腸内の善玉菌の好物なのでベストですが、無ければハチミツや砂糖でもOK!)

■つくり方

①マグカップ(写真は耐熱ガラス容器)に小さくちぎった酒粕(大さじ1くらい)を加えて、電子レンジで1分間加熱し、アルコールを飛ばす。(※沸騰で飛び散ることがあるので、火傷に注意)

②電子レンジからカップを取り出して(※突沸することがあるので、火傷に注意)、すりおろし生姜オリゴ糖を加えてよく混ぜ、豆乳を加えてかき混ぜたら再び電子レンジへ入れて加熱する。

③沸騰直前で止めて(目安1分20秒ほど)、もう一度かき混ぜて完成。  

酒粕&生姜は「冷凍保存」一択!

毎日の気持ちのよいお通じのためには毎日摂取したい酒粕豆乳甘酒。そのために常備する必要がある酒粕生姜ですが、これは、両方とも冷凍がいちばんです!!

酒粕はぜひ、酒屋さんや酒蔵で柔らかな香りのよいものを購入して欲しいのですが、「品質を保つベストな保存方法は冷凍!」といくつかの蔵元の方々に聞きました。風味をいちばん保てる方法だそうです。幸いなことに酒粕は、冷凍してもカチカチにならずに使えますので、毎日使いたい分、ちぎって取り出せて便利です。空気に触れないように密封し冷凍しておきましょう。

そして、生姜も私は冷凍がオススメです。生姜って必要な分を使ってそのまま冷蔵庫に入れておくと、次に使う時にはカビが生えていたという経験はないでしょうか。私はしょっちゅうありました。

そこで、私の方法は、洗って皮を剥いたら、表面の水分をキッチンペーパーで拭き取り、ラップで包んで冷凍するのです。そして、必要な時に出して、すりおろして、残りをまたラップで包んで再び冷凍庫へ。こうすることでカビの心配もなく、毎回皮をむく面倒も省けてラクに使うことができます。

ラクにできないと毎日は続けられません。私の冷凍生活は、ラクをするためのものでもあります。でも、ラクをして、お肌もキレイになったら、こんなよいことはないですよね。

米麹と酒粕〜2種類の甘酒

最後になりましたが、甘酒には2種類あることをご存知でしょうか。

 

米麹の甘酒〜米麹に水を加えて、麹菌の酵素が働く一定の温度(約60℃)を一定の時間キープして、米のデンプンを糖化させてつくる甘酒

酒粕の甘酒〜日本酒をつくる時の副作物である酒粕に、砂糖と水を加えて加熱してつくる甘酒

私が今回ご紹介したのは、②をアレンジしてではなく豆乳に代えてつくったものです。

でも、①の甘酒も、飲む点滴飲む美容液と言われるほど、身体によい成分がたくさん含まれます。

こちらも、実は冷凍することでよりラクになるレシピがたくさんありまして、私は夏場、毎日摂取しています!次回以降紹介できたらと思います。

「酒粕&麹」に冷凍を利用して美肌を目指しましょう♪

 

記事の監修者

土方夕暉
土方夕暉発酵翻訳家 野菜ソムリエプロ 冷凍生活アドバイザー 冷凍食品PR公認インフルエンサー
冷凍レシピコンテスト2連覇!
教員時代、健康のために飲み始めた甘酒をきっかけに発酵に目覚める。発酵翻訳家として、物言わぬ発酵菌に代わり発酵の魅力を講座やメディア等で発信。専門学校にて発酵学の講師としても活動。「発酵=時間をかける技術」と「冷凍=時間を止める技術」という相反する2つを組み合わせる独自の視点で美味しさを追求し、食材の熟成と保存を両立させる新しい食文化を発信。