にんにくは、さまざまな料理に使える万能食材ですね。でも、1片だけ使ったあと、残りを冷蔵庫や常温で保存しているうちに傷んでしまったという経験をお持ちの方もきっと多いはず。
そこでおすすめなのが冷凍保存。冷凍しておけば長持ちするだけでなく、にんにくの風味や香りもキープすることが可能なんです。
今回は、にんにくの冷凍方法と、冷凍にんにくの便利な使い方をご紹介します。
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にんにくの皮ごと丸ごと冷凍方法
にんにくの保存は冷凍がおすすめです。
中でも特におすすめしたいのが、皮ごと丸ごと冷凍する方法。さっそく、こちらの冷凍方法をご紹介しましょう。

にんにくの冷凍で最も気をつけていただきたいのが新鮮さです。にんにくに限らず、どんな食材でも同じですが、鮮度のいい状態で冷凍するということがとても大切。鮮度が落ちた状態では手遅れになるので、買ってきたらすぐに冷凍するようにしましょう。にんにくは常温や冷蔵で保管すると、水分が飛んでしわしわになり風味が落ちてしまったり、カビが生えてしまうこともあります。そのため冷凍保存がおすすめです。


冷凍方法はとっても簡単です。
用意するものは新鮮なにんにくと、冷凍用保存袋です。皮はむかず、まるごと1個を冷凍保存袋に入れたら、保存袋の空気を抜いて冷凍庫へ入れるだけ!
冷凍中は食材が乾燥・酸化しやすいのですが、にんにくは皮で包まれていて、その皮が乾燥を防いでくれるため、むかずに冷凍するのがポイントです。皮がラップの代わりを果たしてくれます。
にんにくは、切ったりおろしたりすると香りが飛んでしまいます。皮ごと丸ごと冷凍は、簡単なだけではなく、にんにくのおいしさを保てる方法でもあるのです。
冷凍にんにくの使い方
冷凍にんにくは、解凍せずに凍ったまま使います。


まずは、まるごと1個のにんにくに、包丁で軽く切り込みを入れてから、パキッと外すようにして1片ずつに分けます。この外す作業が面倒という方は、外した1片ずつの状態で冷凍用保存袋に入れて冷凍しておくことも可能です。

カットして使う場合


皮の端っこに包丁を入れたら、包丁で皮を押さえながらむくと、つるりと皮がむけます。にんにくは凍った状態でも包丁で切ることができるので、スライスやみじん切りなど用途に合わせてカットして使ってください。切りにくいと感じる場合は、包丁の刃の手前側で、押すようにすると切りやすいです。


すりおろして使う場合


すりおろして使いたい場合も、冷凍のままで。皮をむいたら、そのままおろし金ですりおろすだけで、辛味・香りが豊かな生おろしにんにくが完成します。
【簡単レシピ】冷凍にんにくの活用アイデア
冷凍にんにくを使った、簡単レシピをご紹介しましょう!
きのこのガーリックソテー

冷凍にんにく…1〜2かけ
しめじ…お好みの量
オリーブオイル・塩・こしょう…各適量
【作り方】
①フライパンにスライスした冷凍にんにく、オリーブオイルを入れ、弱火で加熱する。


②にんにくの香りが立ち、にんにくが色づいてきたら、しめじを加える。

③中火でさっと炒め、塩・こしょうで味を調えればできあがり。


にんにくの風味や香りがきのこの旨味を引き立て、シンプルなのに驚くほどおいしい一品に。冷凍する前と遜色ないほど、にんにくのおいしさがキープされています。ほかにも、中華の炒め物のベースにしたり、パスタに使ったりとさまざまな料理に使えます。
注意点としては、冷凍にんにくは加熱時に水分が出やすく、油がはねやすい傾向があります。油はねに気をつけて調理してくださいね。
そのほか、下記のような使い方もおすすめです!
カツオのたたき × 冷凍おろしにんにく

冷凍したにんにくをすりおろし、カツオのたたきに添えるだけ! 相性抜群の組み合わせですね。冷凍しても、生のようなパンチのある辛味と香りがしっかり感じられます。薬味としてのにんにくの効果も、冷凍しても維持できるのです。冷凍にんにくは、食べる直前にすりおろすと、より香りと辛味が引き立ちます。
ラーメン× 冷凍おろしにんにく
人気の二郎系ラーメンを、ご自宅で再現したい方にも冷凍にんにくはおすすめ! 冷凍したにんにくをすりおろしてラーメンに入れるだけで、にんにく感マシマシのガツンとした味が楽しめます。
にんにくをおいしく・ムダなく使おう!

今回ご紹介した皮ごと丸ごと冷凍は、おいしさを保ちつつ、保存性も高いおすすめの方法です。冷凍にんにくを常備しておけば、忙しい日でもサッと取り出して使えて便利ですし、余らせて後悔する前に、冷凍保存をぜひ活用してくださいね!