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おすすめ冷凍食品

自販機マニアが選ぶ!おすすめ冷凍食品5選

2025年5月19日

 自動販売機マニアの石田です。これまで15年以上、自動販売機の研究を続けていますが、2020年代はまさに空前の自動販売機ブーム。そして、そのムーブメントをけん引するのが、何を隠そう「冷凍食品自動販売機」なんです。私自身もこれまで数多くの冷凍食品自販機に出会い、食してきましたが、そのクオリティの高さには日々驚かされるばかりです。

 というわけで、今回はそんな冷凍食品自動販売機の中でも、特におススメの商品を5つご紹介。自動販売機であれば24時間365日購入できることも大きなメリットなので、これをお読みになった方はすぐに買いに行きましょう!

 なお、自動販売機の設置情報および取扱い情報は記事執筆時点でのものです。すでに取り扱いが終了しているケースがありますので、ご了承ください。

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1.キッチンABC チキンクリーム(トリュフ風味)

 まずご紹介するのは、昭和44年創業の老舗洋食屋キッチンABCさんが手掛ける「ABCシェフズ」と呼ばれる自動販売機。名物の「豚からし焼肉」や「黒カレーソース」などが購入できるのですが、私のおすすめは季節限定商品の「チキンクリーム(トリュフ風味)」です。

 ポイントは何といっても香り。封を開けた刹那、芳醇なトリュフの香りがいっぱいに拡がります。まるでピエモンテの朝霧が森の奥からそっと立ち上るかのようです。ゴロゴロと溢れ出るチキンは柔らかく、玉ねぎの甘みと濃厚なクリームソースが絡んで相性も抜群。早くも2025年の冷凍自販機グルメ大賞に名を連ねそうです。

 

設置場所:本駒込、南大塚、北千住など計8か所(2025年5月現在)

2.ホームビュッフェアンサンブル 焦がしガーリック香るしらすのペペロンチーノ

 続いてご紹介するのは「ホームビュッフェアンサンブル」という自販機。大使館御用達シェフと管理栄養士がタッグを組み、健康にも配慮した、一流レストランクオリティが楽しめます。

 私がおすすめしたいのが、焦がしガーリック香るしらすのペペロンチーノです。ポイントは何といっても、そのアルデンテ感。口に入れた瞬間の麺のツルツル・プルプル・モチモチ感は、到底冷凍食品とは思えず、まるで茹でたてのような食感が味わえます。焦がしたニンニクによって引き立つしらすの香りはまさに絶品。これが自宅で味わえるのはもはや革命です。

 

設置場所:川崎市高津区、川崎市多摩区、横浜市港北区など計6か所(2025年5月現在)

3.みのりんご ポークカレー

 原宿で行列ができる人気カレー店といえば、竹下口を出てすぐの場所にある「みのりんご」。食べログのカレー百名店にも複数回選出されている実力店なのですが、実は店頭には冷凍自動販売機が設置されており、行列に並ばすに人気商品が購入可能なのです。

 ぜひお試しいただきたいのがポークカレー。ポイントは肉のぶりんぶりん感です。ルーの中にはとんでもなく大きなポークが2つ入っており、今にも容器から飛び出しそうな勢いで襲い掛かってきます。サイズがかなり大きいので固いのかな?と思いきや、スプーンでほぐれるほどの柔らかさ。ぶりんぶりんでぷるんぷるんです。豚の脂の甘みがカレーのスパイスとうまく調和しており、多幸感に包まれる逸品です。

 

設置場所:JR原宿駅竹下口出てすぐ「みのりんご」店頭

4.ヤザワミート 味つけ牛ミックスホルモン

 お肉ラバーの方で知らない方はいない精肉卸といえば株式会社ヤザワミートさん。ミート矢澤のハンバーグや黒毛和牛の切り落としなどが有名なのですが、実は三田にはホルモンを専門にした矢澤贓物販売という店舗があります。そこに設置されているのが、味付けホルモンの自動販売機です。

 ご覧ください、このホルモンの輝きを。キラキラのプルップルで柔らかいのは流石のひとことなのですが、ポイントは味付け。とにかく美味しいんです。その日に仕入れた最も鮮度の良いホルモンを当日中に加工をして、徹底的に下処理をしているために嫌な臭みが全くありません。さらに特製の塩だれはごま油とニンニクの風味が効いており、シンプルなのに奥深い味わいが脳天を直撃します。ベストオブビールが進む冷凍自販機グルメです。

 

設置場所:都営三田線三田駅「矢澤贓物販売所」店頭

5.ケンミン食品 ケンミン焼ビーフン

 最後にご紹介するのは、皆さまおなじみケンミン食品さんのケンミンビーフン自動販売機です。黄色の筐体が目を引くため、見かけたことのある方も多いのではないでしょうか?

 味は言うまでもなく美味しいです。1950年の創業以来、70年以上に渡って我々の食卓を支えてきてくれた実績は伊達ではありません。ポイントはコスパの良さと種類の豊富さです。なんと2食で600円!物価高が叫ばれる昨今においてこの安さには驚嘆、企業努力に頭が上がりません。さらに、通常我々が目にするプレーン味だけではなく、たらこと高菜味、カレー味、麻婆春雨味など複数のラインナップで皆さんをお出迎え。すなわち、何回訪れても楽しめちゃう自販機なのです。

 

設置場所:東京、愛知、兵庫、大阪など全国に20か所以上

 

 

 以上、自販機マニアがおすすめする冷凍食品自販機グルメ5選でしたが、いかがでしたでしょうか?冷凍技術の発展に呼応する形で自動販売機も進化を続けてきており、特にここ数年の進化はめざましいものがあります。実は、日本全国に冷凍食品自動販売機は10,000台以上あると言われています。そのため、本日ご紹介した内容はほんの一つまみ。皆さんの周りにも必ず、美味しいグルメ自販機があるはずなので、ぜひ探して試してみてください。きっと、その美味しさにびっくりすると思いますよ。

記事の監修者

石田健三郎
石田健三郎自動販売機マニア
1987年生まれ、東京都出身。会社員として働く傍ら、自動販売機の写真を1万枚以上撮り続けている自動販売機マニア。「マツコの知らない世界」などのメディア出演やSNSの運営を通じて、自動販売機の魅力を発信し続けている。