物価高が続く今。先日の第51回衆議院議員総選挙でも物価高対策は多くの注目を集めました。
大分朝日放送「もっと!」では、近年の冷凍食品のトレンドや活用術が紹介されました。私、冷凍食品専門家 西川剛史が取材を受け、情報提供をさせていただきました。当日の放送内容は大分朝日放送公式YouTubeチャンネルにてご覧いただけます。この記事では放送内容を踏まえながら、物価高対策としての冷凍食品の魅力について解説します。
価格が安定、お得な冷凍野菜
2025年の「冷凍食品トレンド大賞」にて第1位となった「冷凍野菜」は、物価高が続く今、特に注目されている商品ジャンルです。
「冷凍食品トレンド大賞」とは、冷凍食品業界の関係者を対象としたアンケート調査の結果をもとに、世間で話題となっている冷凍食品関連のワードをランキングにしたものです。

生鮮野菜は昨今の猛暑や豪雨、あるいは雨不足の影響により、収穫量が安定せず、価格の変動が大きいのに対し、冷凍野菜は年間を通して価格が安定しており、とてもお得であるという特徴があります。また、加工段階で下茹でや皮むきといった下処理が済んでいるため家庭で発生するゴミが減ること、採れたての野菜を冷凍しているため栄養価が高いこと、調理が簡単な点も、冷凍野菜の魅力です。


袋から取り出してそのまま使えるので、サラダ、炒め物、お味噌汁など、幅広い料理で活用できます。必要な分だけ量を調節して使えるという特徴についても、ゲストの小林祐司さん(大分大学理工学部長)は「フードロスの削減になる」とコメントされました。
“ワンプレート冷凍食品”とは?
「冷凍食品トレンド大賞」にて2024年に第1位、2025年に第2位となった「ワンプレート冷凍食品」。これは主食とおかずがセットになった冷凍食品で、こちらも近年人気を集めている商品ジャンルです。
本来は加熱時間の異なる主食とおかずを同時に温め、おいしく食べられるワンプレート冷凍食品には、知られざる企業努力が隠されています。
例えば容器について、角になっている部分は電子レンジのマイクロ波が集中しやすい場所ですが、ニップンによると、ここを斜めにカットして丸みをつけることで、温めムラを発生しにくくしているそうです。

さらに食材についても工夫があります。ワンプレート冷凍食品の商品には様々な食材が入っているため、温まりやすいものと温まりにくいものがあります。しかし、解凍しやすい食材が温まりすぎて硬くならないように、具材やソースを乗せることで、同じ時間ですべての食材がちょうど温めるように計算されているのです。
500円以下で販売されていることが多いワンプレート冷凍食品。最近は話題の韓国グルメブームに合わせたものや、白米のみずみずしさにこだわったものなど、各メーカーが多種多様なワンプレート冷凍食品を展開しています。

ワンプレート冷凍食品について初めて知ったというゲストの菊池奈々さん(杵築市商工観光課)は「食べてみたくなりました」とコメント。また、分量について心配していた小林さんに対して、江藤祐介アナウンサーは「別の小さい冷凍食品もありますからね。色々買い合わせて。」と提案していました。今後も各商品の進化に目が離せません。
“冷凍鍋”で手軽に調理
鍋にも“冷凍食材”が大活躍します。野菜やお肉を安い時に購入し、適当なサイズに切り、保存袋に入れて冷凍庫で保存。鍋料理を作るときにこの冷凍食材や市販の冷凍野菜、冷凍食品を凍ったまま出汁の中に入れて火をかけるだけ、という方法で簡単に作ることができます。具材を一度冷凍することで組織が壊れ、旨みが出汁に出やすくなり、おいしく食べられます。また、通常の鍋では20分程度を要する調理時間も、冷凍鍋では約10分で調理できてしまうのです。

さらに、ここでスタジオもザワついた、冷凍鍋をよりおいしく食べるための驚きの裏ワザを紹介します!
- 冷凍たこ焼きを入れて明石焼き風に

これにはMCの石井裕二さんが「ええーーー???」とリアクション、他の出演者の方々も誰も信じていない様子でしたが、実はたこ焼きを出汁と一緒に食べるという形式は、明石焼きに似ているので、お鍋に冷凍たこ焼きはおすすめです! だしをしっかり吸い込んで、ふわふわ食感になったたこ焼きは美味しいです。

- 冷凍唐揚げを鶏肉の代わりに

こちらも平井侑貴アナウンサーは「いやーーー(笑)」とにわかに信じがたい様子。しかし、一般に鍋の具材として鶏肉を入れることはよくある上、だしを吸って唐揚げの味がマイルドになり、より一層おいしくなるのです。
冷凍食品は消費者の強い味方!
今回は物価高と闘う家計の味方として、様々な冷凍食品を紹介しました。価格が安定している冷凍野菜は、必要な時に必要な分だけ調理に使えることがポイントです。またワンプレート冷凍食品や冷凍鍋も、気軽においしく食べられる方法として最近注目されています。
冷凍食品や冷凍保存を活用し、「手間抜き」をしながら物価高を乗り切りましょう!
今回取材していただき、番組を制作していただいたスタッフの皆様、ありがとうございました。





