だし解凍とは、凍った食材にめんつゆなどの液体調味料を直接かけて解凍するもので、筆者のレシピでも人気が高い方法です。食材が解凍されると同時に味がしみ込み、加熱いらずで料理が完成する手軽さは、一度覚えると病みつきに!
今回は小松菜やピーマン、オクラなどの冷凍野菜を使った、だし解凍アレンジレシピをご紹介します。
だし解凍のメリット
だし解凍には、料理の手間を抜いてくれるポイントがたくさん。下記のような嬉しいメリットがあります。
① 味がしっかりしみておいしい!
ただ解凍するのではなく、 解凍しながら味付けもできて一石二鳥です。
②解凍スピードが早い!
凍った食材に液体をかけるので、解凍時間が早く、時短になります。
③放置しているだけで完成!
袋にだしを注いだら、あとは放っておくだけでOK。 他の料理の合間にできあがるのが最大の魅力。
④火もレンジも使わないからラク!
火もレンジも使わないので、調理がぐんと楽に。特に暑い季節には嬉しいですね。
⑤そのまま冷たい副菜に!
冷凍野菜の冷たさがあるので、冷やす時間がなくても仕上がりがヒンヤリ! さっぱりした副菜に最適です。
だし解凍の方法

だし解凍のやり方は、本当にシンプル。袋に入った冷凍野菜に液体調味料を注いで、しばらく放置しておくだけです。火も使わず、電子レンジも使わず、ほったらかしで一品できてしまいます。
まずは下準備として、野菜を冷凍する方法からご紹介します。
野菜をきれいに洗って食べやすいサイズに切ったら、冷凍用保存袋に入れて平らにして空気を抜き、冷凍庫に入れて凍らせておきます。



基本的には、生で食べられる野菜であればカットして冷凍するだけでOK。オクラなど茹でた方がよいものは、さっと茹でたあとに冷凍しましょう。この冷凍野菜をストックしておけば、だし解凍だけではなく、普段の料理にも使えてとても便利です。
今回のレシピだけに限りませんが、野菜を冷凍するときは新鮮なものを使うのが鉄則。新鮮であればあるほどおいしくて栄養価も高いので、鮮度のよいうちに冷凍してしまいましょう。特にだし解凍は最後に加熱しないため、新鮮さは衛生面にも、おいしさにもつながる重要ポイントです。
野菜がたっぷり摂れる! だし解凍レシピ
今回は、小松菜とピーマンはめんつゆを使って和風のおひたしに。オクラは中華風、パプリカは洋風のマリネをご紹介します。だし解凍したさまざまな野菜をのせるだけの、「ぶっかけそうめん」のレシピもあわせてせてご紹介!
詳しいレシピは下記サイトからご参照ください!
冷凍小松菜の凍ったままおひたし

https://oceans-nadia.com/user/43558/recipe/166947
冷凍ピーマンのめんつゆだし解凍 おかか和え

https://oceans-nadia.com/user/43558/recipe/384991
冷凍オクラの凍ったままだし解凍 中華風おひたし

https://oceans-nadia.com/user/43558/recipe/166951
冷凍パプリカのすし酢でできる簡単マリネ

https://oceans-nadia.com/user/43558/recipe/167144
凍ったまま野菜のぶっかけそうめん

https://oceans-nadia.com/user/43558/recipe/378440
市販の冷凍野菜もだし解凍!
また、「野菜を切って冷凍しておくのすら面倒」という方のために、市販の冷凍野菜をだし解凍する方法もあります。

まず冷凍野菜は、「自然解凍OK」と記載のあるものを選びます。
その冷凍野菜を食べたい量だけ器に入れたら、めんつゆなどお好みのだしをかけて解凍するだけ! 野菜がすべてだしに浸るように、野菜を沈めてください。時々かき混ぜるとより早く解凍できます。



解凍時間は種類にもよりますが、オクラやほうれん草、インゲンなど、カットされたものや細い野菜であれば15分もあれば解凍できます。
ブロッコリーやナス、枝豆など体積の大きいものは時間がかかりがちなので、様子を見ながら30分〜1時間程度解凍しましょう。長時間かかりそうな場合は、冷蔵庫に入れながら解凍すると、夏場は衛生面でも安全です。
野菜が凍っていますから、だしは常温でも仕上がりは冷え冷えのおひたしになりますよ!
今回紹介した野菜のほかにも、さまざまな野菜で応用可能です。
ぜひ毎日の食卓で活用してみてくださいね。





