今回ご紹介するのは、以前に食品展示会で巡り合った、冷凍食品の中でも特に印象的だった逸品です。
大規模な展示会が開催された際、私は限られた日程の中で、できる限り多くの商品を見るべく会場を駆け回ります。
そのときも長年の経験で培った「美味しい冷食を察知する能力」(名付けて「冷ダー」)と会場全体マップを頼りに、大小様々なブースが軒を連ねる通路を進んでいました。
試食を勧めるスタッフや賑わう来場者の渦をかいくぐり、たどり着いた先で見つけたのは、まさに“ひとつまみ(試食品だけに)の極上冷食”!
冷凍食品マニアである私にとって、その出会いは「お宝」と呼ぶにふさわしい素晴らしいものでした。

艶やかな黄金色の輝きを放っていたその「お宝」とは、「冷凍の焼き芋」です。
これまでにも美味しい冷凍焼き芋に出会ってきましたが、まずそのビジュアルが、私がそれまで見てきたものとは一線を画していました。
黄金色に焼き上げられたさつま芋から溢れ出る大量の蜜!蜜!蜜!
さつま芋の皮の表面から湧き出た琥珀色の濃密な蜜が、芋の下にまで滴っているのです。

「これは、とんでもないお宝かもしれない…」
その期待は、試食用の一片を口にした瞬間に確信へと変わりました。
想像を遥かに超えた驚愕の甘さです。
まるでシロップに漬け込んだかのような濃厚さですが、詳しく聞いてみると、そこには納得の手間とこだわりが詰まっていました。

この焼き芋に使用されるさつま芋は、中心よりも皮目付近の表面糖度が高くなるという特性を活かし、焼き芋専用にあえて小さく細く育つように栽培されています。
そうして甘みという名のポテンシャルを蓄えたさつま芋は、「日本のひなた」と称される宮崎県の恵みを活用した独自の熟成技術で、三ヶ月以上も熟成されます。

さらに、それを自社工場で丁寧に、そしてじっくりと二度焼きする事で甘さを最大限まで引き出し、最高80度という驚異的な糖度を実現しているのです。
一般に流通している果物類で最も高糖度とされるバナナの平均糖度が20度であることを考えると、この焼き芋がいかに桁外れな代物であるかが理解できるでしょう。

SAZANKAのオンラインショップでは、一度焼きで糖度50度以上の「熟成やきいも」と、二度焼きで最高糖度80度の「極蜜熟成やきいも」の食べ比べセットがあるようです。
私が「お宝」と称した理由を、是非ともこの二種類を食べ比べて実感していただきたいです。
食べる際は、電子レンジやトースターで温めるのはもちろんのこと、半解凍にしてアイスのように食べるのも絶品です!
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