岩手県宮古市。
ここに、SNSやテレビでの紹介をきっかけに爆発的な人気を博し、今や地元のみならず全国からパン好きが押し寄せる一軒のパン屋があります。
その名は「POST BAKERY(ポストベーカリー)」。
なぜ、これほどまでに人々を惹きつけるのか。
その秘密は、徹底された素材へのこだわりと、他ではなかなか味わうことのできない「ある特別なミルク」の存在にありました。

この店のパン作りには、揺るぎない3つの哲学があります。
まず一つ目は、余計な添加物を一切使用しない「完全無添加」であること。
そして二つ目は、生地のベースに地元・岩手県産の銘柄「ゆきちから」を中心とした「国産小麦」を使用していること。
これだけでも十分に良質なベーカリーとしての条件を満たしていますが、この店を唯一無二の存在に押し上げているのは、三つ目の要素です。
それが、パンの材料としては極めて珍しい「グラスフェッドのシェーブルミルク」を使用しているという点なのです。

聞き慣れない単語の羅列に戸惑う方もいらっしゃるかもしれません。
少し紐解いてみましょう。
「グラスフェッド」とは、穀物を与えず、牧草のみを餌として飼育する方法を指します。
近年では赤身が多く脂肪分の少ないグラスフェッドビーフなどが、美容や健康の観点から注目を集めています。
そして「シェーブルミルク」とは、ヤギのミルクのことです。
牛乳に比べて脂肪分やカロリーが低く、それでいてタンパク質やカルシウムなどの栄養素が豊富なため、ヘルシー志向の方々に支持される食材です。
つまり、POST BAKERYでは、広大な自社牧場で自然の牧草を食み、ストレスなく健やかに育ったヤギから採れる、極めてピュアな「牧草飼育のヤギミルク」をパン作りに用いているのです。

そんな希少なミルクの魅力をダイレクトに味わえるのが、看板商品の「ヤギミルクのクリームパン」です。
岩手県産小麦の生地にはもちろん、中にたっぷりと詰められたカスタードクリームにもシェーブルミルクがふんだんに使われています。
ヤギのミルクと聞くと、独特のクセや青臭さを心配される方もいるでしょう。
しかし、その先入観は一口食べれば心地よく裏切られます。
臭みなど微塵もなく、そこにあるのはさっぱりとした自然な甘さと、ミルク本来の力強い風味だけ。
ねっとりと濃厚な舌触りでありながら、後味は驚くほど軽やかで、いくらでも食べられてしまう不思議な魅力があります。

冷凍で届くこのパンは、自然解凍でそのまま頂くのも良いですが、私のおすすめは電子レンジでの温めです。
20秒ほど加熱することで、国産小麦の生地はふんわりと解け、中のクリームはとろとろの状態に変化し、焼き立てのような食感が楽しめます。
ただし、加熱のしすぎにはくれぐれもご注意ください。
実は筆者、はやる気持ちを抑えきれず強めに加熱してしまい、中でマグマのように熱くなったクリームで舌を大火傷するという手痛い洗礼を受けました。
とろけるクリームは至福の味ですが、加熱時間はあくまで「ほどほど」に留め、優しく温めてから、その優しい甘さを堪能してください。

【ヤギミルクのクリームパン(5個入り)】
1,950円(税込)※2026年1月時点
詳しくはコチラ↓

-150x150.jpg)



