冷凍食品の新商品の発売の季節がやってきました。冷凍食品は、主に春と秋の年2回、各メーカーから新商品が発売されます。半年に一度、たくさんの新商品が発売されるので、「どれがおいしいのかわからない」と悩まれる方も多いですね。
今回は、冷凍王子の独断と偏見でセレクトした、2025年下半期の秋冬【新商品】冷凍食品ランキングのベスト5をご紹介したいと思います!
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5位:イートアンドフーズ 大阪王将 羽根つきヤンニョム餃子

第5位は、イートアンドフーズ「大阪王将 羽根つきヤンニョム餃子」です。
韓国系フレーバーを意識した冷凍餃子です。
3種類のジャン(豆板醤、コチュジャン、甜麺醤)が使われてて、ピリ辛くらいの辛さには抑えられているので、とても食べやすいです。そして、旨味と甘味がありとてもおいしいです。
さらに唐辛子パウダーが羽根の素に入っているので、焼き上げたときに羽根の部分のピリ辛さがさらに食欲をそそります。ピリ辛系餃子の新定番になるおいしさです。


具材には、ニラ・白菜・ニンニクなどの韓国料理の定番野菜を使用し、辛さとの相性も良いです。パッケージはネオン風のデザインにピンクの色合いで、冷凍食品にはないデザインなので、売り場でも目立ちそうです。
4位:テーブルマーク 天理スタミナラーメン監修 スタミナラーメン
第4位は、テーブルマーク「天理スタミナラーメン監修 スタミナラーメン」です。

奈良県、関西を中心に国内23店舗を展開している天理スタミナラーメンが監修した冷凍スタミナラーメンです。スープを飲むと辛すぎず、旨さとコクを感じるので、一口飲めばさらにスープが飲みたくなる味わいです。そして特に白菜の甘みがスープにも染み出して、特徴を出していますね。


具材は白菜・ニラ・人参・豚肉で、そこに豆板醤の辛さが良いです。にんにくもきいていますが、ほどよいアクセントで食べやすいです。
実は私は奈良に住んでいたこともあるので、懐かしい味わいで、昔を思い出します!
3位:日清製粉ウェルナ マ・マー RICH-NA(リッチーナ)かつお節の一番だし香るおだしカルボナーラ

第3位は、日清製粉ウェルナ「マ・マー RICH-NA(リッチーナ)かつお節の一番だし香るおだしカルボナーラ」です。
「マ・マー RICH-NA(リッチーナ)」シリーズは2025年春季に発売した冷凍パスタシリーズです。ターゲットを30代後半から40代前半の女性に合わせて、コンセプトを作り上げたシリーズです。パスタと和風テイストを組み合わせ、優しく上品な味わいを楽しむことができます。前回は「金時鯛と明太子のおだしパスタ」など全7品を発売しました。


今回発売する「おだしカルボナーラ」はカルボナーラと和風だしを組み合わせた冷凍パスタです。カルボナーラと言えば濃厚な味わい、乳製品の旨みを全面に出した商品が多いですが、こちらは和風だしがかなり効いていて、でも不思議とバランスがよく、とてもおいしく仕上がっています。
かつお節の一番だしを使用し、口に入れた時には上品なかつおだしの香りが豊かに香ります。そこにチーズの旨味が加わり、旨味の相乗効果を発揮し、味わい深いソースに仕上がっています。袋のままレンジ可能で、トレー入りなのでお皿がいらないのも嬉しいですね。「おしゃれな冷凍パスタ」として新しい世界観で冷凍パスタ市場を活性化します!
2位:ニッスイ わが家の麺自慢春雨麻辣湯(マーラータン)

第2位は、ニッスイ「わが家の麺自慢春雨麻辣湯(マーラータン)」です。
太いもちもち春雨に辛いスープが話題の麻辣湯(マーラータン)が冷凍食品になりました。市場を伸ばしている冷凍ラーメン市場の中でも、小麦粉の麺や米粉の麺(ビーフンやフォーなど)ではなく、春雨の麺なので、新しい商品として注目されます。


春雨の麺は太麺でもちもち食感の存在感があり、そこに痺れるような辛さのスープがよく絡みます。スープは麻辣醤に加えて、唐辛子・花椒・クローブ・シナモン・八角・フェンネル・山椒・陳皮・ブラックペッパーの 9 種類の香辛料をブレンドした、本格的なスープです。具材は小松菜・赤ピーマン・エビ入り団子・レンコンで、彩りよく野菜もとれるのが嬉しいですね。


調理は具付き麺を電子レンジで加熱し、お湯を注げば完成します。お鍋が不要で、調理も手軽で良いですね。
1位:キンレイ お水がいらないプレミアム 飯田商店醤油らぁ麺

第1位は、キンレイ「お水がいらないプレミアム 飯田商店醤油らぁ麺」です。毎回、どれを1位にするかはとても悩むのですが今回は私の独断、個人的な好みを反映して選びました。



食べた感想としては、まずスープを一口含むと、鶏油(チーゆ)の芳醇でリッチな香りが口の中に広がります。そして、鶏肉のエキスの奥深い旨味と醤油のキレ、シンプルでありながら、究極のスープという印象です。旨みのインパクトをしっかり感じます。贅沢なお店でしか味わえない、高級ラーメンという印象でした。このクオリティのラーメンが自宅で手軽に食べられるのは、とても嬉しいですね。

今回この商品を監修された飯田商店 飯田さんは商品のこだわりポイントを「0.1mm」と表現しました。スープの調味料や麺など、0.1mmや0.1%など超!微調整を繰り返したそうです。今回は醤油のキレにこだわったそうで、醤油が引き立つようにスープのバランス、麺はスープを邪魔しない濁りのない味わいに。これらを実現するために、キンレイ開発担当者と0.1刻みの調整を繰り返したそうで、両者の集大成となる冷凍ラーメンですね。

高級冷凍ラーメンはお取り寄せが現在人気ですが、調理がスープと麺(生麺)をそれぞれ別々にお湯で茹でる手間があり、価格も1杯1,000円以上のものが多いです。そのため、今回の新商品は調理が簡単で、500円以下でクオリティが高い点も注目ですね。
番外編:キンレイ お水がいらないプレミアム カドヤ食堂ワンタンめん

そして、番外編としてこの商品も紹介します! キンレイ「お水がいらないプレミアム カドヤ食堂ワンタンめん」です。先ほどの飯田商店醤油らぁ麺と同時発売です。

キンレイでは既存品の「お水がいらない カドヤ食堂中華そば」がありますが、既存品に比べて魚介の風味を少し抑えることで、その他の食材の旨み、芳醇な醤油の味わい、バランスの取れたおいしさを実現しており、洗練された上質なスープを実現しました。食べた感想としては、やはりスープが素晴らしいですね。鶏ガラ、むろあじ削りぶし、その他の食材の旨みなど、複合的なおいしさのハーモニーが口の中に広がります。何度もスープを飲みたくなる味わいです。

そして、ワンタンは生地がプルプルで、お箸で持つとすぐに崩れてしまうくらい柔らかく、スープと一緒になるとよりおいしくなります。そして麺も北海道産小麦100%使用で、このスープとも相性抜群ですね。
以上、2025年下半期【新商品】冷凍食品ランキングのベスト5をご紹介しました。
スーパーなどの冷凍食品売り場は販売スペースが限られているため、気になった商品がすぐになくなってしまったりと、いつも買えるとは限りません。試してみたい商品を見つけたら、ぜひそのときに購入してみてください。
紹介した商品以外にもおすすめの新商品はいろいろとあります。私のSNSなどでも発信しているので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
また半年後には、春の新商品も紹介予定です。どうぞお楽しみに!