山と海、その両方の恵みに抱かれた大分県。
その、山側のグルメの代表格として私が推したいのが、今回ご紹介する「なかののこびり 酒まんじゅう」です。
この素朴ながらも奥深いお菓子が作られているのは、大分県豊後大野市。
ここは九州で唯一、日本ジオパークとユネスコエコパークの両方に認定されるほど、太古からの豊かな自然が色濃く残る土地です。
日本最大級の規模を誇るアーチ式石橋が架かる渓谷美や、「日本の棚田百選」にも選ばれた美しい段々畑など、日本の原風景とも言えるのどかな絶景が広がっています。

そんな自然豊かなこの地には、古くから伝わる「こびり」という文化があります。
「こびり」とはこの地方の方言で、農作業の合間に食べるおやつのこと。
汗を流して働く人々を癒やしてきたその郷土の味が、現代に受け継がれたのがこの酒まんじゅうなのです。

その製造工程を知れば、誰もが頭の下がる思いを抱くことでしょう。
地元のお母さんたちは、なんと毎日深夜2時から作業を始めます。
まだ世の中が静まり返っている時間から、せっせと一つ一つ愛情を込めて手作りしているのです。その製法は古来より伝わる昔ながらのもので、効率化とは無縁の世界。
膨張剤などの添加物は一切使わず、米麹から作った自家製の酵母液の力だけで、時間をかけてふんわりと生地を膨らませていきます。
※ぜひ、こちらの動画をご覧ください。
手間暇を惜しまず作られた酒まんじゅうは、まさに絶品の一言に尽きます。
ふっくらとした見た目の生地を割ると、立ち上る湯気と共にフワッと米麹のほのかな香りが鼻をくすぐります。
そして口に入れれば、驚くほどのもちもちとした食感に心を奪われるはずです。
中には甘さ控えめの小豆あんがたっぷりと詰まっており、酵母の力で膨らんだ滋味深い生地との相性は抜群。
素朴でありながら、決して飽きのこない完成された味わいです。

一つのサイズが小ぶりで食べやすいことも手伝って、その美味しさには抗いがたい魔力があります。
食べては電子レンジで温め、また食べては温め……という幸福なループを繰り返しているうちに、気づけば一箱に12個入っていたまんじゅうがあっという間に半分になっていました。
地元のお母さんたちの優しさが体中に沁み渡り、ほっこりとした気持ちになれる唯一無二の「こびり」。
この感動をぜひ皆さんにも体感していただきたいのです。

また、このお店には酒まんじゅう以外にも、ヨモギやシソなどを練り込んだ「あんもち」や「ゆでもち」という隠れた名品も存在します。
これらもまた、大地の香りが凝縮された素晴らしい味わいです。
どれから食べるか迷ってしまうという方には、酒まんじゅうを含めた3種がセットになった詰め合わせもありますので、豊後大野の里山の恵みを余すところなく味わってみてはいかがでしょうか。
【なかのこびり 酒まんじゅう(12個入り)】
2,376円(税込)※2026年2月時点
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