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中華鍋製法を思わせる味噌の香ばしさとラード感! ニチレイ「香ばし炒めの濃厚味噌ラーメン」!

2025年9月21日

全国のラーメンを食べ歩くラーメンライター、井手隊長です。

今回ご紹介するのはニチレイフーズの「香ばし炒めの濃厚味噌ラーメン」だ。

袋を手にした瞬間にまず感じるのは、冷凍のラーメンなのにトレイ付きという便利さだ。皿を用意する必要もなければ、鍋にかける必要もなく、文字通り「袋から出してそのままレンジへ」という手軽な商品だ。

調理方法は驚くほど簡単。凍ったままのラーメンをトレイごと取り出し、内側の線まで水を入れる。量にしておおよそ150mlほど。

ラップをかける必要はなく、そのまま電子レンジに入れて加熱する。500Wなら7分半、600Wなら6分半で完成だ。加熱が終わったら取り出してよくかき混ぜると、濃厚な味噌スープが全体に行き渡り、あっという間に完成する。

香ばしい味噌の香りに、野菜を炒めた甘みとニンニクと生姜の香りが立ち上る。レンジ調理とは思えない本格的な香りだ。表面にはラードがうっすらと油膜を張り、スープの濃厚さを予感させる。

麺は極太の縮れタイプ。モチっとした弾力があり、しっかりとしたコシを感じる。スープが濃厚なので絡みも良く、味噌の力強い旨味を麺がしっかりと持ち上げてくれる。

スープは札幌の中華鍋製法を思わせる味噌の香ばしさとラード感が特徴だ。
ニンニクや生姜のアクセントでクセになる感じを演出し、さらに豆板醤や発酵調味料が隠し味として働いている。
具材はネギやタマネギに加え、ひき肉やメンマも入っている。

ラードの存在感が強いため、人によっては少し重く感じるかもしれないが、札幌と東京のトレンドを押さえた「濃厚味噌ラーメン」と銘打つにふさわしいスープになっている。

ぜひお試しあれ。

記事の監修者

井手隊長
井手隊長ラーメンライター
全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。
「東洋経済オンライン」「Yahoo!ニュース」「AERAdot.」等でラーメンの連載を年間100本ほど執筆。近年はラーメンの「1000円の壁」問題や「町中華の衰退事情」、「個人店の事業承継」など、ラーメン業界をめぐる現状を精力的に取材。テレビ・ネット番組への出演は「羽鳥慎一モーニングショー」「ABEMA的ニュースショー」「熱狂マニアさん!」「5時に夢中!」など多数。
その他、ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。
著書に「できる人だけが知っている 『ここだけの話』を聞く技術」(秀和システム)がある。