1990年代に流行したスイーツ、カヌレ。
一時はあまり見かけなくなりましたが、約30年経った2020年頃から再びブームが到来、今では定番とすら言える存在になっています。
フランスのボルドー地方が発祥の伝統的な焼き菓子で、正式名称は「カヌレ・ド・ボルドー」。
外側は硬くパリッとした食感、内側はもっちりとした柔らかさという、この食感のコントラストが大きな魅力です。

第一次ブームの頃はあまり食べる機会がなかった私も、第二次ブームが来て、コンビニの冷凍カヌレをきっかけに見事にはまってしまいました。
最近は生クリームやチョコレートでデコレーションされた「進化系カヌレ」も増えましたが、個人的にはやはり伝統的な正統派カヌレが一番美味しいと感じます。
コンビニのカヌレも手軽で美味しいのですが、「たまには贅沢したい!」という時にぴったりの、とっておきのカヌレを見つけました。
それが、神奈川県鎌倉市にあるパティスリー「Regalez-Vous(レガレヴ)」のカヌレです。

「レガレヴ」は、皿盛りデザートアシェットデセールを楽しめるカフェレストランです。
店名の「Regalez-Vous」はフランス語で「どうぞ心ゆくまで味わってください」という意味。
シェフの佐藤亮太郎氏が、「丹精込めて作ったデザートを心ゆくまで堪能してほしい」という想いを込めて名付けたそうです。

そんな本格的なお店の冷凍カヌレは、まさに私が求めていた「これぞ!」という逸品でした。
レシピはボルドーのカヌレ協会による伝統的なもの。
表面はバリッと音がするほどの噛み応えがありながら、中は驚くほどもっちりと柔らかく、芳醇なバニラとラム酒の香りが口いっぱいに広がります。
「レガレヴ」のカヌレの美味しさへのこだわりは、解凍方法にも表れており、最も美味しく食べるには、少し手間をかける必要があります。

ここでは、私が試したオーブントースターでの温め方をご紹介します。
- まず、カヌレを常温で3時間ほど解凍します。
- オーブントースターを190℃に予熱し、予熱が終わったらスイッチを切ります。
- オーブンが温かい状態のまま、カヌレを入れて4〜5分ほど置きます。
- 温まったカヌレを室温に戻してから食べます。
電子レンジで手軽に温めるものが多い中、少し面倒に感じるかもしれませんが、この方法で出来上がったカヌレの美味しさは格別です。
シェフのこだわりと「心ゆくまで味わってほしい」という想いを五感で感じられる、特別なカヌレ体験をぜひお試しください。

【Régalez-Vous カヌレ 8個】
3,375円(税込)※2025年8月時点
詳しくはコチラ↓