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冷凍王子おすすめ!2024年下半期【新商品】冷凍食品ランキング

2024年10月18日

 家庭用の冷凍食品は、主に春と秋の年2回、新商品が登場します。スーパーマーケットでは春と秋に商品を入れ替えること多く、各冷凍食品メーカーはその時期にあわせて、新しい冷凍食品を発売するためです。
 今回は、冷凍王子がさまざまなメーカーの新商品発表会で出会った「おすすめの2024年秋の新商品冷凍食品」ベスト5をお届けします!
  
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番外編1:キンレイ「お水がいらない 天下一品」

 ランキングに入る前に、まずは番外編をご紹介。キンレイ「お水がいらない 天下一品」です。2024年5月の発売のため、秋の新商品にしては少し早いため、番外編としました。
 「お水がいらない」シリーズは、凍結スープの上に麺・具材を重ねてさらに凍結させる「二段凍結三層構造」で作られていて、水を加えずに鍋ひとつで簡単にラーメンが完成します。
 今回はファンの多い人気ラーメン店・天下一品とのコラボ。実際に食べてみると、天下一品の、濃厚なこってりスープの味わいに食欲がわきます。しっかりめに煮込むと、お店の味に近づく印象です。
 

 それでは改めて、ランキングをご紹介していきましょう!

5位:日清食品冷凍「冷凍 日清スパ王喫茶店のナポリタン 大盛り」

 第5位は、日清食品冷凍の「冷凍 日清スパ王喫茶店のナポリタン 大盛り」です。
 ナポリタンのソースは、甘めのケチャップベースで濃厚な味わい。そして、特徴的なのが麺です。喫茶店で食べる昔懐かしいナポリタンは、麺が太めでもちもちのタイプが多いのですが、その太め&もちもち感が見事に再現されています。麺がナポリタンの味を引き立て、ボリュームも満点!

4位:ニッスイ「大きなえび 海老ピラフ」

 第4位は、ニッスイの「大きなえび 海老ピラフ」です。具のえびには、ニッスイのシーフード加工技術「シーフードプロ製法」が使われ、えび本来の食感や旨みがキープされています。
 ごはんは、えびの旨みを凝縮したアメリケーヌソースで味付け。全体の味のバランスがよく満足感があり、そして味が濃すぎないところもポイント。
 えびを強調した商品は、えびの風味がガツンとくるものが多いですが、あまりに強いと途中で飽きてしまうことも。しかし、こちらはバランスが絶妙で、濃さもちょうどよく、最後まで飽きずにいただけます。

3位:テーブルマーク「燈郎監修 まるぐ 濃厚豚骨醤油ラーメン」

 第3位は、テーブルマークの「燈郎監修 まるぐ 濃厚豚骨醤油ラーメン」です。ラーメン燈郎(とうろう)は、いわゆる二郎インスパイア系と呼ばれる人気ラーメン店です。
 スープは豚骨醤油スープで、濃厚でパンチがあります。さらに特徴的なのは具の野菜です。キャベツなどの野菜は、冷凍すると食感や味わいが損なわれることが多いのですが、この商品は冷凍とは思えないクオリティで食感が保たれていて、さらに野菜そのものの甘さ、美味しさを感じます。
 今話題の二郎系ラーメン店に行ってみたいけど行きにくいと感じている方、自宅で簡単に味わえておすすめですよ。

2位:マルハニチロ「赤坂璃宮の五目シュウマイ」

 第2位は、マルハニチロの「赤坂璃宮の五目シュウマイ」です。マルハニチロは赤坂璃宮とのコラボ商品がいくつかありますが、今秋は五目シュウマイが新発売。
 まずは具のゴロゴロ食感に非常にこだわりが感じられます。味付けはXO醤やほたての旨みが効いていて、本格的。ポイントは春雨が使用されていることです。肉の間に春雨が入り込むことで、食べたときに肉がほぐれやすく、全体の食感を引き立てています。本格中華を手軽に楽しめる贅沢な一品です。

1位:味の素冷凍食品「おべんとPONシリーズ」

 第1位は、味の素冷凍食品の「おべんとPONシリーズ」です。なんと言っても、細長い形のパッケージが特徴。ちょっとした隙間に入るため、パンパンになりがちな冷凍庫内で場所をとらない形状は嬉しいですね。
 唐揚げなど5種類の商品が出ていますが、すべて自然解凍対応。パッケージから直接お皿に出したり、お箸を使わずお弁当に入れたりできます。洗い物も減らせますし、手で触らないので衛生面も安心。捨てるときも、袋をくるくる丸めるとかさばりません。
 味はもちろん、「手軽さ」と「収納スペース」という冷凍食品に求められるニーズを的確に捉えた商品です。

番外編2:日清食品「プラントベースうなぎ 謎うなぎ」

 最後に、もう1品番外編として紹介したいのが、日清食品の「謎うなぎ」。植物性の素材を使ってうなぎの蒲焼を再現したプラントベース食品です。同社オンラインストアで数量限定で発売され、去年は1,000セットが1分で完売し話題となりました。(今年は7月に発売、すでに完売)。
 見た目は完全にうなぎ。口に入れてまず感じるのは、うなぎ独特のグニュっとした脂の食感です。主原料は大豆たんぱくですが、大豆臭さはなく、青魚のような風味と蒲焼の香ばしさもうまく再現されています。

 ただ、よくできているとはいえ、本物のうなぎとはまだ遠いのではと思われるかもしれません。食べた印象は、確かにうなぎと間違えるほどではありませんが、ベロンベロンに酔っぱらっていたら気づかないかも……というくらいのクオリティはあります!
 1年前に比べても、格段においしさが進化していました。いつか本物に限りなく近づくのではという、可能性を感じさせてくれます。

 以上、2024年下半期の新商品冷凍食品ランキングをお届けしました。
 今回紹介した商品以外にも、各社から多くの魅力的な商品が登場しています。スーパーの冷凍食品売り場は激戦区で、気になったアノ商品がいつも置いてあるとは限りません。気になるものがあれば、ぜひそのときに手に取ってみてくださいね。
 また半年後には、春の新商品も紹介予定です。どうぞお楽しみに!

記事の監修者

西川 剛史
西川 剛史
冷凍生活アドバイザー
高校生のころから冷凍食品に興味を持ち、冷凍食品会社に就職。冷凍食品の商品開発などの経験を生かし、現在は冷凍専門家として活動中。テレビ番組「マツコの知らない世界」「ヒルナンデス!」「王様のブランチ」「NHKごごナマ」など、その他テレビ、雑誌などに多数出演。
プロフィール詳細はこちら(https://vefroty.co.jp/profile/)