「京都」と聞いて、多くの人が思い浮かべるのは、繊細な出汁が香る「京料理」や、心温まる家庭の味「おばんざい」といった和食の世界ではないでしょうか。
しかし、実は京都は知る人ぞ知る「ラーメン王国」。
その中でも、京都ラーメンの源流にして頂点とも言われる老舗が、今回ご紹介する「新福菜館」です。
「新福菜館」の歴史は古く、今から約80年前に京都駅近くの屋台から始まりました。
その後、京都ラーメンの“聖地”として知られる「たかばし」(高倉跨線橋の略称)に店を構え、今日まで絶大な人気を誇る、まさに元祖中の元祖なのです。

その特徴は、鶏ガラと豚骨をベースにした出汁に、キレのある濃い口醤油を加えた漆黒のスープ。
私もお店で食べたことがありますが、濃厚そうな見た目とは裏腹に、醤油の力強い風味と動物系出汁のまろやかさが絶妙に調和し、驚くほどすっきりと食べられる一杯です。
そんな魅力あふれる京都の味が、今や冷凍食品として、いつでも家庭で楽しめる時代になりました。
わざわざ京都まで足を運ばずとも、老舗の味を堪能できるのですから、冷凍庫に常備しない手はありません。

「新福菜館」の冷凍食品は、看板メニューの「中華そば」に加え、もう一つの名物「特製炒飯(ヤキメシ)」も商品化されています。
この二つ、迷わずセットで味わうことを強くおすすめします。

調理は驚くほど簡単。
「中華そば」は、お湯を沸かした鍋に濃縮スープと具付きの冷凍麺を入れ、2分半ほど加熱するだけ。
インスタントの袋麺とほぼ同じ手軽さです。
それに合わせて「特製炒飯」を電子レンジで温めておけば、待つことなく魅惑の“新福菜館セット”が完成します。

食卓に並ぶのは、秘伝のタレによって美しく黒光りする「中華そば」と「特製炒飯」。
まずは「中華そば」のスープを一口。
濃厚な醤油の旨味と甘みが口いっぱいに広がったかと思うと、すっと消えていくキレの良さ。
このスープを吸って黒みがかった中華麺との相性は、言うまでもなく抜群です。

夢中で麺をすすった後は、「特製炒飯」へ。
こちらも見た目は真っ黒ですが、決してしょっぱいわけではありません。
「中華そば」同様、秘伝のタレの旨味と甘みが米一粒一粒にしっかりと絡みつき、レンゲが止まらなくなる美味しさです。

この漆黒の「中華そば」と漆黒の「特製炒飯」のタッグは、見た目の色とは真逆の、まさに“黄金のコンビネーション”と言えるでしょう。
そして、私流の最高の楽しみ方が、〆の一口。
炒飯を少しだけ残しておき、それを「中華そば」のスープに浸して食べるのです。
ラーメンと炒飯、両方の旨味が凝縮されたスープが米に染み込み、至福の味わいが口の中に広がります。
ぜひ、この最高の〆メシまで堪能してみてください。

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