全国のラーメンを食べ歩くラーメンライター、井手隊長です。
筆者が最も注目しているシリーズ、キンレイの「お水がいらない」シリーズの新作。
前回紹介した「お水がいらない 熊本ラーメン」に加えて、もう一つの新作は「お水がいらない 尾道ラーメン」だ。
尾道ラーメンは、尾道から福山ぐらいまでの広島県東部に広がるご当地ラーメン。鶏ガラがベースで大きな背脂が浮かぶのが特徴。瀬戸内産の小魚や煮干を使うお店も数多い。

この「お水がいらない 尾道ラーメン」はかつて発売されていた隠れた人気メニューで、今回待望の復活となる。
復活とはいえ、内容はパワーアップしての登場だ。

このシリーズはスープと麺と具材が一体になっていて、お鍋で温めれば完成だ。
まずは弱火で30秒、その後強火で5分50秒、麺をほぐしたら仕上げに10秒煮立てたら出来上がり。

具はチャーシュー、メンマ、青ネギ。麺はコシのある平打ちストレート麺だ。
地元の観光協会や企業が協力して食べ比べを行い、現地に近い味に仕上げたという。
100年の歴史のある小豆島のマルキン醤油に、瀬戸内産の煮干が穏やかな旨味を加える。

背脂は特大サイズで冷凍されており、火を入れている間に粒になっていく。
この工夫は凄い。具材レベルの背脂は尾道ラーメンの大きな特徴だ。
ちょっとびっくりの本格派の一杯。ぜひお試しあれ。