全国のラーメンを食べ歩くラーメンライター、井手隊長です。
市販の冷凍ラーメンの中で、筆者が最も注目しているシリーズのひとつが、キンレイから出ている冷凍麺。
キンレイの「お水がいらない」シリーズはハッキリ言って市販の冷凍ラーメンの最高峰のクオリティと言えるだろう。

今回紹介する新作は2月18日に発売されたばかりの「お水がいらない 熊本ラーメン」だ。
熊本ラーメンは、首都圏においては博多に次ぐ知名度を持つ人気のご当地ラーメン。博多に比べて麺が太めで、ニンニクチップやマー油がかかるのが特徴だ。

このシリーズはスープと麺と具材が一体になっていて、お鍋で温めれば完成だ。
まずは弱火で30秒、その後強火で5分50秒、麺をほぐしたら仕上げに10秒煮立てたら出来上がり。

具はチャーシュー、キクラゲ、青ネギ。麺は現地っぽい中太ストレート麺。
スープは豚頭を自社炊き出しし、黒マー油とニンニクチップを両方とも採用している。
黒マー油は自社で鉄鍋でしっかり炒めて焦がしニンニクを製造して作っている。

じんわりと骨感を感じる豚骨スープはかなり本場っぽい仕上がりで素晴らしい。決してデフォルメせず、本場っぽく仕上げているのはさすがだ。
マー油はスープに決して溶け出さず、しっかり表面に浮いていて、香りもバッチリ。
表面にざらつきのあるつまり感のある麺も実にリアルで納得のクオリティだ。
熊本ラーメンを食べたことない方にも勧められる完成度。
素晴らしい一杯なのでぜひお試しあれ。