福岡といえば、もつ鍋、ラーメン、明太子など、数えきれないほどの美味しいものが溢れる食の都です。
仕事の都合で三ヶ月ほど滞在していた私は、その間、福岡グルメの奥深さに魅了され、食べ歩きに明け暮れていましたが、今回の「手包み餃子」との出会いは、賑やかな屋台が立ち並ぶ中洲の路地裏ではなく、都内で開催された食のイベントでした。

会場には、全国各地から選りすぐりの名店が集結し、それぞれの自慢の味を披露していました。
その中で、ひときわ私の目を引いたのが、太陽をモチーフにした印象的なロゴマークと「麺屋 我ガ(GAGA)」という個性的な店名のブースでした。
ラーメン店らしい店名でしたが、ブースで紹介されていたのは意外にも冷凍餃子。
スタッフの方が手際よく餃子を焼き上げ、熱々の試食を提供していました。

一般的な餃子に比べると、ひとまわり小ぶりな一口サイズの餃子は、皮に包まれた具材の旨みをダイレクトに味わえるのが魅力です。
私は、この一口餃子というサイズ感が大好きで、期待に胸を膨らませながら焼き上がりを待ちました。
そして、手渡された熱々の焼き餃子を、迷うことなく口の中へ。

薄皮は香ばしくパリッと焼き上げられ、噛むと中から豚肉のジューシーな旨みが一気に溢れ出しました。

追いかけるように、キャベツやニラなどの野菜の甘みと香りが口の中に広がり、まさに至福の瞬間でした。これまで数えきれないほどの冷凍餃子を食べてきましたが、この餃子の美味しさは別格で、思わず目を丸くしてしまいました。

スタッフの方に話を聞くと、数十分後には水餃子も提供するとのこと。
もちろん、水餃子も試食させてもらうことにしました。
他のブースを巡って時間をつぶし、再び「麺屋 我ガ(GAGA)」のブースへ戻ると、ちょうど寸胴鍋から水餃子が引き上げられているところでした。

艶やかでトゥルトゥルに仕上がった水餃子は、小皿に乗せられ、熱々の状態で手渡されました。
我慢できずに口に運ぶと、皮のプルプルとした食感が心地よく、焼き餃子とはまた違った美味しさが広がりました。
特製のタレがかかっていましたが、水分を多く含んだ水餃子は、焼き餃子よりもさっぱりと食べられ、タレの味がより一層引き立っているように感じました。
個人的には、焼き餃子よりも水餃子の方が好みかもしれません。

後で調べてみると、「麺屋 我ガ(GAGA)」は福岡で行列ができる有名なラーメン店で、ラーメンへのこだわりはもちろん、外観や内装、店内のBGMに至るまで、一切の妥協を許さない店主の姿勢が窺えました。
店名の「我ガ(GAGA)」は、店主の「我が強い」ことに由来しているそうで、その徹底したこだわりにも納得です。

このイベントで、「麺屋 我ガ(GAGA)」の焼き餃子と水餃子の美味しさに魅了された私は、次回福岡を訪れた際には、必ずお店に足を運ぼうと心に決めました。
最後に「麺屋 我ガ(GAGA)」の餃子は揚げても美味しく、薄皮のパリパリとした食感が病みつきになるので、食べ過ぎには注意が必要ですよ!

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